機内からの風景は日常ではなかなか見られないもの。空から撮れる景色はまた格別です。そして、飛行機からの撮影がこれまでより撮りやすくなりました。どんなところが撮りやすくなったのか、そしてその撮り方のポイントなどをご紹介しましょう。

規制緩和で離発着時もデジカメ利用が可能に

機内撮影

これまでは離発着時には使用できなかったデジカメを使用可能に。機内の撮影の可能性が広がった。


これまでは航空機の離発着時は、電波を飛ばさない電子機器、デジタルカメラも含めて使用が許可されていなかったのですが、2014年9月1日より規制が緩和されました。この規制緩和に伴い、離発着時のデジタルカメラの使用が可能になっています。

規制されていたころは、機内での電波を飛ばさない電子機器の使用許可が出てからしかデジタルカメラの撮影ができませんでしたが、この規制緩和で機内では常時撮影ができることになりました。

国土交通省の規制緩和についての発表

機内の窓からの風景で最も見所が多いのが離発着の間。それだけにこの規制緩和はフォトグラファーにとってはとても嬉しいニュースなのです。

離陸してからすぐの眼下の風景から

機内撮影

離陸してわずかの時間の眼下に広がる地上の風景。シャッターチャンスのスタート。


機内撮影

高度が少し上がり広い範囲が見渡せるようになってもシャッターチャンスは続く。


離陸時は、ぐんぐんと高度を上げていくと同時に、地上の風景が眼下に広がっていきます。高度が上がり切るまでに見える風景、ここがシャッターチャンスです。

高度が上がり切るまでの時間帯がシャッターチャンスと言えるのは、距離感がつかめる高度からは地上の風景もはっきりと写すことができるからです。ただ時間にするととても短い間。さらにその日の天候にも左右されます。雲が厚くかかっている日はなにも見えないときもあります。

それだけに離陸後にきれいに風景が見える日に搭乗しているときはラッキーです。ここぞという風景が撮れるようにカメラのスタンバイは必要です。

機内の窓から撮影する時に、オートフォーカスでピントを合わせようとして窓の表面や窓枠などにピントが合ってしまう場合があります。もしこのようなときは、マクロ設定にしていないか確認してみてください。マクロ設定はレンズに近い被写体にピントを合わせる機能なので窓などにピントを合わせてしまう場合があります。

ピントは風景に合わせて撮るのが鉄則です。なかなかピントが取りづらい場合は、風景の遠くに見える被写体に向けて一度ピント合わせてをしておいて、シャッターを半押しのままフレームだけを動かして撮影すると撮りやすくなります。

次のページでは機内からの夜景などの撮り方についてです。