負担だった家事が手軽に
家事が手軽になったぶん、結婚してパートナーに任せたいという気持ちは薄くなったのかもしれません。
特に誰の手助けもなく暮らしていけることから、男性も若い世代になるにつれ、「結婚にメリットがない」と考えるようになったのかもしれません。
ネットに蔓延する「女と結婚しても」という考え
女性の婚活ブーム以降、男性ネットユーザーを中心に爆発的に広がった『結婚すると男はATM扱いされる』『女と結婚しても、金が掛かるだけ』という考えが、結婚への嫌悪感を煽っているように思います。もちろん経済的理由が大きな理由ではあるのですが、結婚への憧れが削がれた状態なので、『経済的に無理をしてまで結婚する必要はない』と考える傾向があるのではないでしょうか。年収300万未満の男性は、積極層と漠然層で約5割だったのに対し、消極層で7割弱となっています。実に積極層と漠然層とおよそ同じ5割弱の男性が「結婚したいと思わない理由」に「経済的に余裕がないから」を挙げており、女性はわずか10%にも満たないことから、男性のほうが「家族を養うプレッシャ−」を感じているといえるでしょう。