恋を掴めない原因とは?
あなたが恋愛できない原因とは?
今回はその3つの原因を紹介します。
基本、恋愛できない人が恋人選びをするときには、この3つの思いのどれかを抱いていることが多いのです。
「損したくない」
「傷つきたくない」
「自分にとって都合の良い人がいい」
これこそが、恋を掴めない原因なのです。
原因1:「損したくない」と思っていない?
なぜ現代は恋愛できな人が増えているのか?そこには、「資本主義」も関係しているようです。資本主義の価値観が根強くなるほど、人は恋ができなくなっているのです。
資本主義の価値観は、物と物(お金)の“交換”です。だからこそ、恋人選びのときも、「自分のレベルか、それ以上のレベルの人=自分(との交換)に見合う人」とお付き合いしたいと思っている人が多いのです。
ルックス、社会的地位、年収、年齢など、自分が付き合ったら「得する人」をパートナーにしようとしがちです。さらに、気になる相手がいても自分の望む条件に合わないと、恋愛対象から外してしまうのです。
『フロム「愛するということ」』(著:鈴木 晶・NHK出版 刊)では、このようなことが書かれています。
「愛することは簡単だが、愛するにふさわしい相手、あるいは愛されるにふさわしい相手を見つけることはむずかしい―人びとはそんなふうに考えている。
<中略>
自分にとって、損か得かで相手を選ぶことが果たして本当の愛なのか?」
恋愛ができないのは、愛するにふさわしい相手(=得する相手)がいないからではなく、損得でしか人を見られず、さらに物理的に得だと思える相手にしか“興味を持てない自分”に原因があるかもしれません。
つまり、そういう人は、心ではなく、“頭”で恋愛しようとしているんですよね。
見返りがなかったら、損した気分?
さらに、自分が相手に愛情を注いで、見返りがなかったら“損した気分”になる人がいます。
意中の相手が振り向かなかったら、「あんなに尽くして、損した」「今まで費やした時間(&お金)を返して!」と思う人だっているでしょう。
でも、本当の愛は無償です。見返りを求める愛情は、本当の愛ではありません。
それらの思い、行動は、「愛する」という行為からほど遠いものです。単なる自己愛と言ってもいいでしょう。
つまり、アプローチをしているときにあったものは、愛でも何でもないのです。
損得を考えているうちは、本当の恋愛なんてできませんよ?