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体の関係から「結婚を前提とした恋人」になれる?

「好きな人がいるけれど、体の関係」という30代女性のお悩み。実際に、そこから結婚を前提にした交際をすることは可能なのでしょうか。体の関係にある男性の心理や、デートの時に相手の気持ちを知る方法など、具体的にどうすればいいのか考えてみました。

執筆者:藤嶋 ひじり

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体の関係から結婚は可能なのか?

体の関係から結婚はある?

体の関係から結婚はある?


アラサー以上ともなると、お互いの想いを確認せずに、寂しさや酔った雰囲気に流されて、体の関係になってしまうこともあると思います。でも、これはやっぱりなるべく避けたいところ。結婚を意識したいなら尚更のこと。

お互いに割り切った関係……と、二人が納得しているのならいいと思うのです。でも、よく言われるように、女性の場合は、体の関係から愛着ができてしまい、恋人感覚になってしまうもの。

これは体の構造的な問題で、女性側が自分の体内に彼を導き入れているからではないかと、筆者は考えています。赤ちゃんを宿す母体でもあるがゆえに、女性は一体感を感じやすいのです。一度きりで終わればまだいいのですが、好きだからこそずるずる続けてしまうこともあるでしょう。

でも、本当に「責任感」のある男なら、そもそも、体から始まることは無いはずです。つまり、その彼が二人の関係に対して責任を持つ保証は期待できない、と覚悟したほうがいいでしょう。

それでも、彼との未来を考えてみたいのなら、以下のようなステップを踏んで気持ちを確かめましょう。

1)昼間のデート(セックスはしない)を楽しめるか確かめる
2)リセット期間を半年以上設定してみる
3)時間を空けてから再会し気持ちを確かめる


夜にしか会ったことがないなら、昼間にデートします。なるべく何もないところ、人工的ではない自然な場所で会うと、素のままで話せるはずです。自分の気持ちがわかったところで、しばらく会わない「リセット期間」に入ります。

本当に大切な相手だとわかれば、お互いにあきらめきれないはずですし、そのまま別の人に乗り換えるような男なら、たとえ、結婚にこぎつけたとしても、子どもを抱えて共に人生を歩むには、大変な思いをするはずです。

<目次>  

クールダウンとともに相手男性を客観視できる目を養って

人を愛する愛されるときのクセは、親子関係に由来していることが多いものです

人を愛する愛されるときのクセは、親子関係に由来していることが多いものです


リセット期間、クールダウンしている間にすべきことは、3つ。

・彼のいる将来、彼のいない将来を考えてみる
・彼以外の男性と会ってみる
・「求められると断れない自分」のルーツを考える


彼との将来を考えてみて、心から楽しそうな未来図を描けますか? 暮らしのなかでの何気ない会話や、子どもに対してどんな風に接しそうかなど、少し想像してみましょう。

そして、もしも可能なら、いろいろな男性と会ってみてください。お友達としてでも、恋人候補としてでも、構いません。いっそ、彼以外の男性と肌を重ねてみるのも、ひとつの方法です。そのことを彼に報告する必要はありません(そのことに罪悪感を持ちそうならやめておきましょう)。

いろいろな男性に会っていくなかで、やっぱり彼を忘れられないのか、「意外に他の男性でも楽しいもんなんだな」「寂しかっただけなのかな」と思えるか。自分の本当の気持ちを確認しましょう。

そして、彼に求められると断れない理由が「好きだから」だけなのか、それとも、あなたが育ってきた環境と関係があるのかを、しっかり考えてみてください。

例えば、あなたの親は、あなたの「選択権」を奪ってきませんでしたか? 親の好みの服を着せられた、「良い子」にしていると褒められた、「お母さんの言うことを聞いていればいいのよ」と言われていた。そんな風に「誰かの期待に応えること」を求められて育ってきたのなら、「嫌われることを恐れずに断れる自分」になるために、心を癒す必要があるかもしれません。

参考までに「毒親」「インナーマザー」などのキーワードで見つけられる本を読んでみましょう。これをクリアしないと、同じような恋を繰り返すことになってしまいます。
 

ニュートラルな立場で「別れ」も覚悟して気持ちを伝える

何も無いところで、そして、二人きりになれないところで再会しましょう

何も無いところで、そして、二人きりになれないところで再会しましょう


しっかり期間を置いてから、再度、彼と会ってみましょう。時間とともに、彼から魅力が消えていることもありますし、彼自身も、あなたを大切な人として見ていたのか、それとも都合のいい女だったのか、気づけるはずです。

そのうえで、彼からあなたへの気持ちを話してくれることが無いなら、最後は、思い切ってあなたの気持ちを伝えましょう。

ポイントは、責めないこと、下手(したて)に出ないこと。

「私の気持ちに気づいてたくせに!」などと責めるのは禁物。彼も、素直になれなくなります。また、「下手」に出てしまうと、同じ関係に戻る可能性があるため、極力、客観的にニュートラルな気持ちで。「あなたのこと好きだって気づいたから、一度、気持ちを確認するために離れてみたの」「それでもやっぱりあなたといたい」「だけど、今度は体だけの関係は嫌」「また仲よくするのなら、結婚を前提としたいし、そうなれないならもう会わないって決めた」と、はっきりと伝えてみましょう。

いかにお互いに素直に気持ちを話せるかによって、恋人として再スタートできる可能性もあるはずですよ。

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