食器・カトラリー/食器・カトラリーの活用術

秋に使いたい布ものの選ぶポイント

季節に合わせてテーブル周りも衣替えです。秋らしいテーブルコーディネートにするための布選びについて、色使い考え方とコツ、素材選びのコツについて。そしてそれらを揃える裏技も。

江口 恵子

執筆者:江口 恵子

家事ガイド

秋らしい器と布選び

気温が下がってくると「温かみのあるテーブル周りの演出」が気になりますよね。手に取り使う食器も少しずつ変化して、ガラスや磁器のひんやりとした感触のものから温かみのある、ぽってりとした土ものや漆や木製の物へ自然と手が伸びます。

ただ、そうは言っても食器を総入れ替えする訳ではないのと、面積を考えると器より先に布ものをチェンジした方が効果的です。そこで、今回は秋らしい布使いと選び方をご紹介します。


秋のカラーコーディネート

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オレンジ・こげ茶・ボルドー 秋の食材カラー

秋と言えば最近はハロウィンを思い出しませんか? すでにお店などのディスプレイはハロウィンだらけ。ハロウィンと言えばオレンジのおばけかぼちゃですが、あのかぼちゃのオレンジはまさに秋らしい色合いです。そしてそこに、こげ茶やボルドーと言われる濃いめのワインレッド、グレーや紫、からし色が入ると、温かなそして、食欲もそそられる色合いなります。

これらの色は秋の食材の色でもありますね。ブドウや赤ワイン、栗、木の実、根菜類穀物。そうやって考えると、旬の素材とそれに合う色でテーブルの上をまとめると自然と秋に相応しい温かみのある食卓ができ上がるというわけです。


柄ものもダークカラーで

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フェルト素材のコースターを敷くだけで温かみ倍増!

爽やかになりがちな、花柄やレース模様もこの色合いの物を選べば、春の爽やかさではなく秋色の落ち着いた雰囲気になりますよ。

温かさとは遠い気がする真っ白なカフェ風のお皿やカップもこのようなクロスと組み合わせることで春や夏とは違った見え方になりますね。濃い色のクロスを使うのは慣れていないとちょっと心配になるかもしれませんが、濃い色の方が実はお料理など上にくる物が締まってみえてきれいに見えるんですよ。そしてそれは器も同じです。まずは比較的合わせやすい、こげ茶や濃い目のからし色、濃いグレーから使ってみるのをおすすめします。


温かみのある素材

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ネル素材は手触りも温かい

もうひとつ、色だけではなく素材選びも大切です。ネル素材のような、少し起毛したものやウールやフェイト素材のもの。厚手で毛羽立ったものが入るとより一層温かみが増しますね。夏は薄手のものやざっくりした織り目の麻などを使いたかったのですがこれからは、厚手で目の詰まったもの、毛足が長いもの起毛したものを選んでみてください。

また、素材自体が温かみを感じる素材ではない場合も、2枚以上を重ねてして縫われたものや、1枚使いではなく、クロスの上にランチョンやティーマット、ナフキンと複数を重ねて使うのも有りです。

探す場所

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ダークカラーは料理映えばっち

テーブルクロスやランチョンマットとして売られている物は実は限られていて、その中から組み合わせを考えて選ぶのはさすがにプロの私でも難しい時が少なくありません。

では、どうしているか? 布屋さんに行って布を買ってきて、テーブルクロスの場合は端を縫うだけ(もしくはピンキングはさみで切りっぱなし)。ランチョンマットやティーマットはサイズに切って端を縫うか袋縫いにして裏返し1辺を表から縫い綴じる。あとはキッチンクロスを半分に畳むと丁度ランチョンマット位のサイズになるので、そうやってランチョン代わりに使ったり。これで一気に布もののバリエーションが増えるのでコーディネートの幅も広がりしかも、製品を買うよりリーズナブルですよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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