カジノ法案が審議されると……
9月29日から、臨時国会がスタートします。アベノミクスの3本の矢の成長戦略を実行するための様々な法案が審議される予定です。いわゆるカジノ法案「IR(統合型リゾート)推進法案」も審議される予定です。政府は2020年東京五輪開催までに、全国3か所でカジノの開設を認める方針のようです。2020年までにカジノ開設
2014年7月26日の日本経済新聞の朝刊のトップ記事に、「カジノ20年までに3ヶ所」という記事が掲載され、政府は東京五輪を開催する2020年までに全国3ヶ所前後でカジノの開設を認める検討に入ったとのことです。候補地は、大阪、沖縄、東京、横浜、長崎、宮崎、北海道などです。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、沖縄県名護市が所有する自然動植物公園「ネオパークオキナワ」に新たな施設を開設することを検討しており、沖縄も有力な設置場所です。今回は、沖縄にカジノが開設されたら大きな追い風となりそうな福の神オススメの3銘柄をご紹介いたしましょう。
琉球銀行<8399>(東証1部)
琉球銀行<8399>は、沖縄県那覇市に本社がある地銀です。貸出金・預金の沖縄県内シェアはトップです。沖縄でのカジノ設置が決まれば、様々な会社が店舗や設備などの投資を行うため、その資金を供給する地方銀行にも大きなメリットがありそうです。
■株式データ
株価 1762円
単元株数 100株
予想PER(連)14.7倍
実績PBR(連) 0.75倍
予想配当利回り 1.70%
時価総額 約679億円
サンエー<2659>(東証1部)
サンエー<2659>は沖縄県宜野湾市に本社がある沖縄県の流通最大手企業です。スーパーや外食産業などを展開しており、ローソンと組んでコンビニ運営もしています。沖縄でカジノが設置されれば、国内外から今まで以上の観光客が訪れることが期待でき、沖縄経済が発展することによって、個人消費の伸びが想定されます。沖縄の個人消費が盛り上がれば、沖縄県の流通最大手の同社に大きなメリットがありそうです。
■株式データ
株価 3590円
単元株数 100株
予想P BR(連) 1.47倍
予想配当利回り 0.77%
時価総額 約1148億円
沖縄セルラー電話<9436>(東証ジャスダック)
沖縄セルラー電話<9436>は沖縄県那覇市に本社がある、KDDI傘下の総合通信会社です。沖縄県の携帯電話シェアは約5割で圧倒的にNO.1です。沖縄でカジノが開設されれば、沖縄県で圧倒的に強い同社にフォローの風です。
■株式データ
株価2947円
単元株数 100株
予想PER(連)12.3倍
実績PBR(連) 1.48倍
予想配当利回り 2.85%
時価総額 約806億円
*株式データは、2014年9月22日終値データ
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