カジノの設置場所の候補のひとつが横浜
政府は2020年東京五輪開催までに、全国3か所でカジノの開設を認める方針のようです。首都圏では、東京(お台場)、横浜(山下埠頭)などが候補地のようですが、東京は五輪開催の予定があるので、横浜でのカジノ開設の可能性は高そうです。今回は、横浜のカジノ関連銘柄をご紹介いたしましょう。2020年までにカジノ開設
報道によると政府は東京五輪を開催する2020年までに全国3ヶ所前後でカジノの開設を認める検討に入ったとのことです。候補地は、大阪、沖縄、東京、横浜、長崎、宮崎、北海道などです。首都圏は、臨海副都心の「お台場」が最有力と言われていました。しかし、東京都はオリンピックの招致が決まり、東京オリンピックを成功させる事が最大の課題となりました。また、舛添都知事はカジノの誘致にはかなり消極的です。
東京都に代わって、横浜市が候補地として急浮上しています。横浜市は林文子横浜市長が、カジノを中心とした統合型リゾート(IR)の誘致に向けたプロジェクトチームの設置を発表するなど、誘致に積極的です。場所は、山下埠頭を想定しています。以前は物流の中心であった山下埠頭ですが、海運の中心がコンテナとなったため、物流の中心が本牧埠頭や南本牧埠頭に移行しており、統合型リゾート(IR)の設置には、交通の便もよく、非常に適していると言えそうです。
今回は、横浜にカジノが開設されたら大きな追い風となりそうな福の神オススメの3銘柄をご紹介いたしましょう。
京浜急行電鉄<9006>(東証1部)
京浜急行電鉄<9006>は、東京都港区高輪に本社がある京浜・三浦半島が地盤の私鉄です。品川~羽田空港を結ぶ路線があり、羽田空港発着枠の拡大、国際空港化が大きな追い風です。2014年8月15日に、今秋の臨時国会での「統合型リゾート推進法案(カジノ法案)」の成立を見据えて、IR施設の運営などを検討する新規事業プロジェクトチームの設置を発表しています。羽田空港や横浜駅から直通バスを運行するなどして訪日外国人観光客らを呼び込む予定です。宿泊施設や商業施設など数千~1万人規模の新規雇用の創出も期待できます。
■株式データ
株価 932円
単元株数 100株
予想PER(連)44.59倍
実績PBR(連) 2.04倍
予想配当利回り 0.64%
時価総額 約5,140億円
工藤建設<1764>(東証2部)
工藤建設<1764>は、横浜市青葉区に本社がある神奈川地盤の中堅建設会社です。建物管理などの不動産業に注力しており、老人ホームの建設・運営など介護を第3の柱に育成中です。横浜でカジノが開設されれば、神奈川が地盤の同社も様々な建設工事の受注が期待出来、大きな追い風となりそうです。
■株式データ
株価 188円
単元株数 100株
予想PER(連)11.82倍
実績PBR(連) 0.88倍
予想配当利回り 2.66%
時価総額 約250億円
横浜銀行<8332>(東証1部)
横浜銀行<8332>は横浜市西区みなとみらいに本社があり、神奈川に大きな地盤を持つ地方銀行です。地銀の中では、トップクラスの規模を持っています。株主還元に積極的で、株主還元率50%を目途に、自社株買いなどを行っています。横浜でのカジノ設置が決まれば、様々な会社が店舗や設備などの投資を行うため、その資金を供給する地方銀行にも大きなメリットがありそうです。
■株式データ
株価 729.2円
単元株数 100株
予想PER(連)12.36倍
実績PBR(連) 0.94倍
予想配当利回り1.73%
時価総額 約9,145億円
*株式データは、2015年8月24日終値データ
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