メジャーリーグ/日本人メジャーリーガー 最新コラム

日本人投手全員の白星数が64勝で歴代最多更新

メジャーリーグでシーズンにおける日本人投手全員で積み重ねた白星の数が歴代最多を更新した。

瀬戸口 仁

執筆者:瀬戸口 仁

野球・メジャーリーグガイド

ヤンキースの黒田博樹の勝利で記録更新

記録更新はさらに続きそうだ。

記録更新はさらに続きそうだ。

日本人メジャーリーグ投手にとって9月19日(日本時間20日)は記録と記憶に残る日となった。

シーズンにおける日本人投手全員で積み重ねた白星の数が、マリナーズ・岩隈が14勝目をマークした5日(同6日)にそれまで最多だった62勝(2002年)に並んでいた。史上初となる4投手(岩隈、田中、黒田、ダルビッシュ)の2ケタ勝利到達に続き、合計勝利数更新も時間の問題と思われたが、なかなかクリアしなかった。それが、ようやく19日(同20日)に更新。しかも一気に64勝まで積み上げた。

63勝目は、ヤンキースの黒田博樹投手(39)だった。ブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を投げ、1本塁打を含む7安打3失点(自責点2)で11勝目(9敗)をマーク。

「何とかしのぎながら、という投球だった。初回の本塁打はカウントを悪くして甘く入ったのを打たれたが、その後はうまく切り替えられた」と一応は納得の表情を見せた。7回6安打1失点だった14日(同15日)のオリオールズ戦では、白星はつかなかったものの、三回にドジャースなどで活躍した野茂英雄以来、2人目となる日米通算3000投球回に到達。もはや貫禄の歴代最多勝利の更新となった。

>>そして早くも64勝目を記録
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