モノクロ写真は簡単でいて美しい

モノクロ写真は、一般的には古い写真の代名詞になってますが、いまでも愛好している写真家は多くいます。デジタルカメラでは、設定をモノクロ写真にするだけで簡単にモノクロ撮影をすることができます。カラー写真とはまた違った雰囲気を楽しめるモノクロ写真を始めてみませんか？

モノクロ撮影は設定を変更するだけ

デジタルカメラを使いモノクロ撮影をするのはじつに簡単。撮影設定をモノクロ撮影に変更するだけで撮影が可能になります。

設定個所は機種により異なる場合もありますが、シーンモードの中にある「モノクロ」の項目を選択します。設定後は撮影した画像はモノクロで再生されます。カラー撮影に戻すには、撮影モードを通常のモードに変更させれば戻ります。

設定方法の詳細は、お使いのカメラの取扱説明書を参照してください。

カラー写真の目線で撮ると失敗する

モノクロ撮影をするときに、カラー写真を撮る意識のままでモノクロ写真を撮ると失敗することがあります。

これまでカラー写真を撮影するときには、被写体や風景の色合いに無意識に反応してシャッターを切っています。これと同じ撮り方をモノクロ撮影でもしてしまうと、写真を再生したときに大きな違和感を感じることがあります。

作例の写真にあるように花の色を意識して撮影した場合、カラー写真とは異なりモノクロ写真で再現されるとまったく花の色を意識したものが伝わらない写真になります。

モノクロ写真を撮るときには、カラー写真を撮るときは異なる意識を持って撮影しないといけないということがこの例からもわかります。

モノクロ写真を撮るときのポイントを次のページで解説します。