妊娠中の妻をイラッとさせるNG行為12連発

1 妊娠中のカノジョのイライラに、イライラ返しするべからず

■ やりがち失敗パターン
イライラは人に伝染するもの。カノジョがイライラしていると、オレまでイライラしてしまい、つい「イライラ返し」してしまうことも。そうなると、カノジョは傷ついて泣いてしまったり、オレに対する信頼を揺るがせてしまったり、事態はますます悪化します。

■ 落とし穴回避法
カノジョの態度にムカッとしたときはまず「カノジョが悪いのではない。妊婦という立場がそうさせているんだ。時間が経てばまた元のカノジョに戻ってくれるはず」と、台風が過ぎるのを待つ心地でいること。ただし、仕事のストレス、体調不良などで自分も心の余裕をなくしているときは、そう考える余裕すらなくなるでしょう。そんなときは、さりげなくカノジョとの距離をとることです。

2 つわりに苦しむカノジョをテキトーにあしらうべからず

■ やりがち失敗パターン
つわりが辛いとどんなに訴えられても、たしかにオレ、無力です。だからといって「そんなこと言われてもどうしようもないじゃんか！」と逆ギレしてしまうとカノジョはオレを「冷たい人」と感じてしまいます。

■ 落とし穴回避法
オレが無力であることはカノジョだって知っています。だけど、あまりの苦しさに、文字通りわらをもつかむ思いでオレを頼りにしているのです。そんなときオレのとるべき態度は、「そうか、そんなにつらいんだね」「何もしてあげられなくてごめんね」「オレにできることがあったらなんでも言ってね」とカノジョの気持ちにただ寄り添うことです。物理的に何もしてあげられなくても精神面で支えてあげることが大事です。

3 セックスのことばかり考えるべからず

■ やりがち失敗パターン
医学的には、妊娠しても安定期に入りお腹の張りさえなければセックスしてもかまいません。しかしカノジョの気持ちがそれどころじゃなくなっちゃうこともよくあります。そんなとき、「やらせて！やらせて！」と迫ると、男としての魅力をますます減退させることになります。

■ 落とし穴回避法
セックスをしたいと思うのはカノジョを愛しているが故の自然な感情。決して悪いことではありませんから、まずはその気持ちを伝えましょう。そして、挿入・射精ばかりが性生活ではない、と発想を切り替えましょう。大事なのは心の通ったスキンシップ。一緒にお風呂に入ったり、マッサージをし合ったり。その延長線上で、カノジョの負担でない範囲で性生活を楽しむ配慮が必要です。

4 不安なカノジョに無責任に「大丈夫！」と言うべからず

■ やりがち失敗パターン
根拠もなく「大丈夫」と言われると、カノジョは話しを聞いてもらえていないとか、見放されているような気がしてしまい、ますます不安になってしまいます。

■ 落とし穴回避法
カノジョが不安を口にするとき、カノジョがオレに求めていることは、不安を消し去ることではなく、不安を抱えていることを理解してもらうこと。オレのとるべき態度は「ばっちこーい」と問題解決モードになるのではなく、不安なカノジョの気持ちにより添い、共感して上げること。具体的には、「○○な気持ちなんだね」などとカノジョの話をオウム返ししながら最後まで聞いてあげること。評価やアドバイスは不要です。最後まで話しをするだけでカノジョの心の中の異物は吐き出されます。

5 いくら元気そうでも、お腹の大きなカノジョに、重労働をさせるべからず

■ やりがち失敗パターン
妊婦は普段通りには動けません。仮にカノジョが気丈に振る舞い、見た目上元気に見せてくれてはいても、それをいいことに「大丈夫そうだね。まかせたよ」などと気遣いを忘れると、知らず知らずのうちにカノジョの心身に負担を与えることになりかねません。

■ 落とし穴回避法
気丈に振る舞うカノジョの「大丈夫」を真に受けてはいけません。そんなときは「いつも通りにがんばってくれてありがとう。でも、今はいつもとは違うとき。もっとオレに任せてくれていいんだよ」と、がんばらなくていいことを伝えましょう。そして、布団の上げ下ろし、お風呂掃除など、体への負担の大きな仕事から優先に、自ら進んでこなすようにしましょう。

6 お腹、おっぱい、体重……カノジョの体の変化をからかうべからず

■ やりがち失敗パターン
お腹が大きくなるのはもちろん、体重も増えるし、毛深くなるし、乳首は黒くて大きくなるし……、妊婦の体は激しく変化します。それをいつもの調子でからかうと、意外なほどにカノジョを傷つけてしまうことがあります。

■落とし穴回避法
あまりの変わり様を端で見ていると、ついからかいたくなる気持ちも分かります。それもひとつの愛情表現と考えるのがオレたちの癖です。しかし「これから私どうなっちゃうんだろう」と不安を抱えるカノジョには、ちょっとしたひと言が矢のように突き刺さります。本人からネタにしてこない限り、体の変化には触れないほうが無難です。本人が気にしているようなら「オレは気にならないけどなぁ」とさらりと受け流す程度がいいでしょう。

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