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アートの新しい動き FABLAB(ファブラボ)(2ページ目)

アート業界やクリエイティブ業界では、ここ数年「FABLAB(ファブラボ)」という言葉が流布しています。ファブなんとかラボなんとか、の略語なのは想像できるけど、一体なに?今日はそんな「FABLAB(ファブラボ)」を徹底取材してみました。

藤田 千彩

執筆者:藤田 千彩

アートガイド

 FABLAB(ファブラボ)のtodoと可能性

稼働するレーザープリンター

稼働するレーザープリンター


 
FABLAB(ファブラボ)を利用する人たちがつくるものは、手芸やクラフトといったものから、木工、鉄工、さらにはソフトウェア製作まで、実に幅広いのです。レーザープリンターや3Dプリンターのような、個人で所有するには高価だったり、たまにしか使わない機械がFABLAB(ファブラボ)にはそろっています。

「何かをつくる場がある、そこに集まる、という図式から、FABLAB(ファブラボ)は次のステップに進んでいます。日本は行政や民間企業によるサービスや商品にあふれているため、一見何でも手に入るように感じるかもしれません。しかしさまざまな理由で、個人の生活において必要なモノ、コトが全て満たされることはありません。そういった個人的なニーズから「まだ名前のつかない何か」が生まれてきています。生まれた時点では個人のニーズを満たすためのだけのモノやコトかもしれませんが、実は他の人も欲しいモノやコトであったり、想像を超えるイノベーション、問題解決のきっかけかもしれません。それを受け入れるための場として、FABLAB(ファブラボ)のような場が必要となってきています」(白石さん)。

FABLAB(ファブラボ)の未来

ものづくりしたい人集まれ!

ものづくりしたい人集まれ!


 
この夏、FABLAB KITAKAGAYAは、山口情報芸術センターと共同で、山口県内の中山間地域に移動式FABLAB(ファブラボ)をつくったり、日本国内や海外のファブラボのメンバーたちと作業をしていました。

「つくりたいというアイデアのもと、今やパソコンさえあれば、FABLAB(ファブラボ)に来てつくりたいもののデータを出力したり、加工ができます。このようにFABLAB(ファブラボ)は、そのアイデアや多様なものづくりを後押しする場として、今や全国各地にできています」(白石さん)。

インターネットを通じて、つくり方や使い方を他人と共有することもできる反面、そのようなことに関する法的な面も議論しているFABLAB(ファブラボ)。「何かをつくりたい」という気持ちのある皆さん、足を運んでみてはいかがでしょうか。

これからのスケジュール

FABLAB KITAKAGAYA(ファブラボ北加賀屋)の今後の予定です。

2014年9月
Fab School Osaka 2014 @de sign de >

■2014年10月11日、12日
メイカーズバザール大阪
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