50年前と比べて半減したお米の摂取量
日本人のごはんの摂取量は、50年前の約半分に。
しかし日本人の文化として、また主食として大きな存在であるお米は、約50年前の1960年頃と現在を比べると、年間の摂取量は半減しています。
「ごはんは太る」という思い込みや、高血糖が続くことで様々な病気や老化につながるということが明らかになったことから、糖質制限食(低炭水化物)が注目され、ますますごはんの立場が弱くなっている気がします。
毎日ごはんを食べても、ダイエットの邪魔はしない
JA全農は全国の20~30代の美容に関心のある未婚女性600名を対象に、インターネットによるアンケート調査を行いました。調査結果から、ごはんを食べる頻度の違いで3つのグループに分けて見ると、摂取頻度の低いグループよりも、高いグループの方が体重維持ができている人の割合が高いということが分かりました。プレスリリースによると、この調査では
- ほぼ毎日食べる派(週に6、7食以上食べる)
- ほどほどに食べる派(週に3~5食食べる)
- ほとんど、まったく食べない派(週に2食以下)
全体の約8割(479人)がダイエットの経験があり、また全体の半数(ほぼ毎日食べる派では65.5%)が「お米を食べることは、美容に良い」と回答しています。
毎日食べる派は自分の体型への満足度が高い傾向が見られ、その半数以上は夏太りを経験したことが一度もないということが分かりました。
またダイエット経験回数について、ほぼ毎日食べる派は2~3回と最も少なく、ほとんど食べない派は「11回以上」が最も多い結果で、お米摂取頻度が低い人ほどダイエットを繰り返しているようです。さらに毎日食べる派は、普段からバランスの良い食事を意識している人が多いことも分かりました。
今までに効果のあったダイエットについて質問したところ、
1位:「食事制限(食事量を減らす)ダイエット」
2位:「有酸素運動ダイエット」
3位:「糖質制限(炭水化物ダイエット)」
との順位でしたが、 糖質制限ダイエットについては、4人に3人が体調や肌の調子が悪くなったなど体の不調を感じた経験があるようです。
若い女性の中には「やせ願望」があったり、安易に極端なダイエット法をする人もいるため、たいへん興味深い調査結果だと思います。