インカムゲインとキャピタルゲイン
株式投資によって得られる代表的な利益には以下の2つがあります。1.インカムゲイン（配当金）
資金を提供してくれた株主に対して、会社は利益を分配します。これを「配当金」といいます。「配当金」は、会社によって設定されている権利確定日に保有していた株主に対して支払われます。
配当金額に関しては、会社の業績に左右されますので、増減する可能性があり、赤字企業や、成長性の高い企業では配当金のない無配の企業もあります。
2.キャピタルゲイン（売却益）
保有している株式が値上がりしたときに、その株式を売却すれば、その上昇分が利益になります。これが、「売却益」です。
配当利回り
個別銘柄の選択、売買タイミングによって投資成果が大きく異なるのが、キャピタルゲインです。それにくらべて、配当金額の変更の可能性はありますが、ある程度安定して貰える可能性が高いのが、インカムゲイン（配当金）です。1株あたりの配当金を株価で割ったものが、配当利回りです。出来る限り配当利回りの高い銘柄を購入したほうが、配当による投資成果は大きくなることになります。
今回は、9月末まで約1ヶ月というタイミングになっていますので、9月期決算銘柄で中間配当が無く、期末一括配当で配当利回り3％超の5銘柄をご紹介致します。
SHOEI<7839>(東証2部)
ＳＨＯＥＩ ＨＰ
■株式データ
株価 1720円
売買単位 100株
予想PER（連）14.36倍
PBR（連) 2.86倍
予想配当利回り 58円
予想配当 3.37％
時価総額 約232億円
エスケーアイ<9446>(東証ジャスダック)
エスケーアイ<9446>(東証ジャスダック)は名古屋市中区に本社がある東海地盤の独立系の携帯電話販売店。ソフトバンク携帯販売が主力ビジネスです。光通信グループと提携し保険販売のコールセンター事業、ティアと提携し葬祭事業など、新規ビジネスも参入しています。■株式データ
株価 308円
売買単位 100株
予想PER（連）10.13倍
PBR（連) 1.01倍
予想配当利回り 3.25％
予想配当 10円
時価総額 約33億円
フーマイスターエレクトロニクス<3165>(東証ジャスダック)
フーマイスターエレクトロニクス<3165>(東証ジャスダック)は東京都千代田区内神田に本社がある、電子部品・電子材料・電子機器メーカーを結ぶ電子部品のグローバル商社です。韓国LG向けに液晶パネルやルネサス製の半導体を輸出しています。輸出比率は2013年9月期で63％です。■株式データ
株価 1085円
売買単位 100株
予想PER（連）8.58倍
PBR（連) 0.44倍
予想配当利回り 35円
予想配当 3.23％
時価総額 約27億円
アサカ理研<5724>(東証ジャスダック)
アサカ理研<5724>(東証ジャスダック)は福島県郡山市田村町に本社があり、電子部品からの貴金属改修・精錬がメインビジネスの企業です。いわゆる「都市鉱山」から、金・銀・白金・パラジウム等有価貴金属のみを効率的に回収します。■株式データ
株価 480円
売買単位 100株
予想PER（連）24.74倍
PBR（連) 0.57倍
予想配当利回り 15円
予想配当 3.13％
時価総額 約12億円
インフォメーションクリエーティブ<4769>(東証ジャスダック)
インフォメーションクリエーティブ<4769>(東証ジャスダック)は東京都品川区南大井に本社がある独立系のＳＩ（システムインテグレーション）企業です。日立グループとの取引が多く、売上の約6割が同グループ向けです。受注は堅調ですが、SE（システムエンジニア）の人手不足で機会損失が発生しています。■株式データ
株価 778円
売買単位 100株
予想PER（連）15.85倍
PBR（連) 0.93倍
予想配当利回り 24円
予想配当 3.08％
時価総額 約30億円
＊株式データは、2014年8月26日終値基準。予想配当は、東洋経済新報社予想。
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