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あえて「年収減」の転職を考える5つのケース(2ページ目)

転職と言えば年収アップのイメージがありますが、実は年収アップした転職は半分くらいだそうです。しかしあえて、年収ダウンでも転職すべきケースを考えてみます。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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4.新しいキャリアの伸びしろが大きい
新しいキャリアのほうが潜在的な成長性が大きいのなら、一時的な年収減は受け入れられます。それは新しい会社のビジネスの内容であったり、自分に期待される能力と処遇の将来性であったりします。実際に実現するかは分かりませんが、じっくり考えてみてください。

5.20代あるいは50代である
若い場合、450万円が420万円になる程度であれば、その後の数十年で十分リカバリーが可能です。10年以上先を見据えての一時的年収減は選択肢としてありえます。逆に50代の場合、今が高すぎる年収であり、転職活動をすると年収減になったりします。この場合は65歳まで確実に働けて年収が大きく下がらないなどの条件を総合的に判断してください。

年収ダウンの転職はマネープラン的にここに注意

もし年収ダウンを覚悟のうえ転職を決めた場合、家計のやりくりなどに注意が必要になります。年収が減るのですからその分出費を減らさなければならないからです。

仮に25万円の年収ダウンであれば、単純計算で毎月約2万円の節約を考える必要があるということです。今まで慣れていた生活水準を一度落とすわけですから、見栄などきっぱりと捨て去り、「節約をする!」という覚悟を決めて日々の買い物をしてください。

まずなんとなく買っていたものを全てセーブするだけで、誰でも数千円は削れます。スーパーやドラッグストアの安売りの値札をチェックするようになれば、安い選択肢を確実に選べるようになり、また数千円は削れるはずです。

それでも2万円の節約は容易ではありません。固定費の見直しも確実に行ってください。ひとりで2つ携帯電話はスマホを持っているなら当然ひとつは解約すべきですし、プランの見直しは一度ショップで相談してみましょう。無料通話や通信料定額の新プランが出ていることがあるからです。

有料のテレビ放送やスマホの月額課金サービスなどもこれを機に止めてみましょう。また年収が戻ったとき再契約すればいいのです。

年収ダウンはできる限り一時的なものとしておきたいものです。このとき借金でやりくりすると将来にわたって重い十字架を背負うことになります。年収が戻るまで、なりふり構わず節約をし、絶対に借金をしないようにしてください

後から振り返ってみて、夫婦で「あのときは大変だったね」と笑い話にできるよう、今は協力して取り組むことが大切。もう一度年収が上がるまで、がんばってください!
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