沖縄の観光・旅行/沖縄のグルメ

沖縄・うみんちゅの町の新鮮魚料理「糸満漁民食堂」

沖縄県内で「海人(うみんちゅ=漁師)の町」として知られる糸満で話題の2美味しい魚料理が食べられる店「糸満漁民食堂」をご紹介。これまでの沖縄旅行とは一味違った海の幸が堪能できる、地元でも大評判のおすすめのお店です。

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

海人の町で食べる新鮮魚料理の店「糸満漁民食堂」

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糸満漁民食堂自慢の魚汁。漁師飯が上品なオリジナルメニューに仕上がっていて美味!

沖縄県内で「海人(うみんちゅ=漁師)の町」として知られる糸満には、旅行者にもおすすめしたい地元で評判の美味しい魚料理が食べられるお店があります。

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環境にも優しい琉球石灰岩の外壁で漁師町の雰囲気を再現している

地元の方々と一緒に琉球石灰岩を積み上げたという外壁が美しい「糸満漁民食堂」。2013年にオープンしたこちら、建物はGOOD DESIGN AWARDなどを受賞しているとあって、おしゃれで洗練された雰囲気。骨太な店名や男っぽい港町の雰囲気と、いい意味でミスマッチなのも魅力的です。

大きな窓が施され、仕切りのない広々とした店内も開放感があって気持ちがいい。ゆっくり寛ぐには最高で、こんな家があったら住みたい!と思ってしまうほど。

こちらの一番人気メニューは「土鍋で食べる魚汁定食(1236円)」。魚汁とは沖縄ではポピュラーなメニューのひとつで、その名の通り、島の魚がガツンと豪快に入った汁物。こちらでは水から魚を入れ、身が崩れるまで煮込むという、糸満海人の昔ながらの方法でダシを取るだけでなく、さらにそれを越して煮詰め、カツオや昆布を使った一番ダシで割っているという手の込みよう。こうすることによって、もともと少し匂いが強い沖縄の魚のダシの生臭さが気にならなくなるのだとか。

さらに、中華料理出身のシェフが芝麻醤(ツーマージャン)という胡麻をつかった調味料で味付けをほどこすため、今までに味わったことのないようなスープに仕上がっていました。例えるなら、まろやかなブイヤベース。そこに仄かにごま風味といったところ。私個人的には、魚汁がちょっと苦手なのですが、ここの魚汁は全然別物でした! 
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バター焼きの魚はその日入っている魚の中から自分で選ぶことができる。豪華な前菜がついいてくるのもうれしい

他にも、特製のアーサバターソースを使った「本日イマイユバター焼き定食(1300円前後の時価)」や、新鮮まぐろをふんだんに使った「糸満漁民飯(1030円)」など魅惑的な魚料理がズラリ。どれも魚が新鮮。身もホロホロしていておいしい。実はこちらのお店、店主のご実家が仲買いなので、沖縄を代表する港である泊(とまり)と糸満にあがる新鮮な魚を毎日セリで仕入れることができるのだそう。プロの確かな目で見極められたイマイユ(沖縄の方言で新鮮な魚のこと)、おいしくないはずありませんよね。
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店内では各テーブルに置かれているしびれ醤油。料理の隠し味にもなるスグレモノ

さらにもうひとつ、こちらのオリジナルの調味料「しびれ醤油(515円)」にも大注目。店内ではお刺身などに利用されるのですが、四川伝来の花椒をプラスした、こちらも中華テイストのしょうゆというよりは、ポン酢といったところでしょうか。購入することもできるのですが、中華料理はもちろん酢の物や煮物などにもちょっとプラスするだけで味がグッと引きしまる。かなり使える調味料なのでこちらも今後ヒットの予感。

沖縄県民にも大人気のお店ですので、訪れる時は予約をするのがベター。島の魚をこれだけおいしく食べられるところは、なかなかありません。個人的にも、友達が沖縄へ来たら必ず案内したい、超おすすめのお店です。

■糸満漁民食堂(いとまんぎょみんしょくどう)
住所:沖縄県糸満市西崎町4-17
電話:098-992-7277098-992-7277
営業時間:11:30~15:00(14:30LO)、18:00~22:00(21:30LO)
定休日:火曜日

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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