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株式投資におけるPBRの有効活用法(2ページ目)

株式投資を行う上で様々な指標があります。その中で、基礎的な指標の一つPBRを理解し、かつ上手な活用方法を身につけましょう。

市川 雄一郎

執筆者:市川 雄一郎

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1倍割れはダメな会社?それとも割安で買ってもよい?

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買ってもよい割安株を探そう

PBRが1倍を下回った会社は、投資家の目先の投資評価としては低いことになりますが、逆にこの先業績が良くなり自己資本が高まることが期待できるとすれば、今のうちに投資対象にすることも一案です。ただし、やみくもにPBRが1倍割れの株式に投資をするのではなく、リスクをできるだけ少なくするポイントをお教えしましょう。

PBR1倍割れの会社は、例えば少し業績が回復すれば株価は上昇するのが一般的です。逆にPBRが比較的高い企業(例えば3倍とか5倍とかの会社)は、普通の業績、つまり予想通りの業績では、株価が上昇しづらいという特徴があります。

このことから、PBRが1倍以下の場合は、その企業の中期経営計画などを踏まえ、今後の業績や企業の状態などを見据えておく必要があります。

では、どの点を特に注意して見極めればよいのでしょうか?簡単なポイントとしては、業績が黒字であり、配当を出せている企業が良いでしょう。赤字で配当も出せない企業は、健全とはいえません。投資ではなく投機にならないように気をつけたいところです。

幾つかの指標を組み合わせた分析を

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投資に必要な知識は多いほど有利だ

投資指標をたくさん知っておくと、銘柄選びを行う上で大変便利です。例えば野球のピッチャーが、いくつもの球種を持っている方が、様々なバッターに対応できるのと似ています。テクニックをたくさん備えた投資家は、投資に有利だと考えられています。

まずは代表的な指標を覚えることが大切ですが、よく出てくる指標の一つ、PBR(純資産倍率)の見方を理解することで、本当に投資をしても良い会社かどうかを判断する手掛かりの一つにしてみましょう。
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