夫婦関係/セックスレスの対処法

旦那をその気にさせる方法とは? セックスレス夫婦へ実践テクニック

旦那をフッとその気にさせる実践テクニックとは? 妻に無関心な夫をその気にさせ、セックスレスやマンネリの脱却をするにはどうしたら良いのでしょうか。実践テクニックからムラっとしない女性の特徴まで、性のアドバイザーMIZUKIさんに解説してもらいます。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

旦那をその気にさせるには? 性アドバイザーMIZUKIさんに聞く

 
性のアドバイザー★MIZUKIさんに学ぶ旦那をその気にさせるテクニック

性のアドバイザー★MIZUKIさん

 

前回の対談『夫をウォッと驚かすセックスをする妻になる方法』では、MIZUKIさんに、男性目線での抱きたくなる女性像、男性の「欲望スイッチ」の入れ方などを教えていただきました。

今回の後編では、いよいよテクニックを含めた実践版を教えていただきます。

 

セックスレス脱却の実践テクニック「動かさない、静止する、急がない」

三松:パートナーとより深いセックスをするために男性も女性もトライするといいことは何でしょう。具体的におしえてください。

MIZUKI:簡単にできるものとしては、お互いの手(指)や肌に触れながら目と目と見つめ合うことです。これは、日本人は恥ずかしくてできないという人が多数なので、チラリとでも視線を合わせてみてください。

三松:接触と目を見ることを同時に行うということですね。なんだかインドの古代性典カーマ・スートラの実践版の雰囲気になってきましたね。私もカーマ・スートラは自分なりに解釈して本に書いたくらいです。

MIZUKI:そう、セックスは国境も時代も超えて男女が慈しみ合う大切な行為です。決しておろそかにしてはいけません。

三松:そしてそして、次は?

MIZUKI:挿入後は、基本的に動かさないで互いを褒め合うことです。男性が動こうとすると、女性がじっとしてとお願いするのもかわいいです。

接していて気持ちいい、お互いの香りを感じ合う、お互いの表情を見る、キスでお互いを味わう。そして言葉で脳にも気持ちよさをインプットする。これで五感すべてが刺激されることになり、パーフェクトです。

三松:以前、アダム徳永さんにもいろいろうかがったことがありますが、「動かさない、静止する、急がない」、まさにスローセックスですね

MIZUKI:はい、丁寧に、やさしくが基本です。中には激しいワイルドなのを好む奥さんもいるでしょうが、そこは臨機応変に。

三松:妻のタイプに合わせて臨機応変にベッドで振る舞える男性が果たして多いのかは不安ですが、今、MIZUKIさんの意見をきっかけに変わって欲しいものだと願います。

そしてこれができない男性には女性が上手に誘導する。こっちのほうが早いかもしれません……。女性の方がコミュニケーション能力はたけていますので、甘えながら誘導を(笑)。

とはいえ、モンスターワイフという分類をしたことがある私としては、「妻を抱くなんてとんでもない」という夫たちがいるのをよく知っています。これは、私たち女性が改善しなければならない重要点になりますが、男性が抱きたくなる女性の特徴をいくつかおしえてください。

MIZUKI:キスがうまい女性は、そこからムラムラ感に火をつけられて、抱きたくなります。簡単な短いキス、それを発展させて舌を動かされると男性の性欲は盛り上がります。

それと、普段からいきいきして不健康な感じがしない女性。寝不足で不機嫌そうとか、いつも頭が痛いと眉をしかめてるとか、顔色が悪いとか、眼の下にクマとかか……。そんな女性からは逃げてしまいたいという男性の意見を、よく耳にします。健康な身体を保ってこそいいセックスができます。

そして普段とベッドで、まったく違う雰囲気になる女性。昼間はバリキャリでもいいし、家事や子育てに一生懸命なんだけど、男性が触れると、驚くほどセクシーな表情と声になる。このギャップは大事です。自分にしか見せない女性の部分を見せてくれると、男は何度でもセックスに誘います。

今、モンスターワイフのことをおっしゃいましたが、自己中心的な女性には、性欲が湧きません。自分の都合でセックスの日程、場所、時間を決めたり、いざしているとああしろこうしろと依頼ばかりして、こちら側には何もしてくれない……。俗語では「マグロさん」と言いますかね。SMの世界でしたらありですが、一般ではちょっとね……。
 

夫が言葉だけで妻をセックスへ誘導できるマル秘テクニック

 
妻を喜ばせる!女性をオーガズムに導くテクニックとは? 

女性をオーガズムに導くテクニックとは

 

三松:なかなかオーガズムを感じることができない女性もいます。女性がよりいきやすくなる技を、この機会に男性の読者の方々にぜひ教えてください。

MIZUKI:指マッサージは丁寧にしましょう。性器周りの感じる場所は女性によって様々です。奥さんや彼女の感じるポイントを把握してください。

指で徹底的にやさしく、撫でながらパートナーの反応を観察します。指の圧迫度、角度、使う本数、いろいろ試して気持ち良い箇所をサーチします。見つかったらそこを中心にピンポイント刺激です。とにかく性感帯を探るのが基本です。

三松:「厚生労働省の調査では、セックスをしない理由の2位が“めんどくさい”でした。 男性も女性も、「めんどくさがるな」ということですね。

また、「セックス自体が好きでない、もう卒業したい」という女性も30代から出てきています。妻や彼女が、「私、あんまりセックスが好きじゃない」と言ったら男性はどうすればよいですか?

MIZUKI:ずばり言葉です。心を込めた言葉をささやくように伝えます。耳元でいかに君の身体は魅力的か、こんなに欲しいんだから気持ちを開いて、と愛の言葉を何度もささやくことです。そして手を握ったり、それほどセクシーでないタッチから慣らしてゆきます。これもあせらずに段階を踏みます。最初は手を握るだけ、次の日は肩に頬を近づけるだけという風に、タッチの仕方を徐々にセクシーにしていきます。

愛してくれない男性に、女性は心と身体を開きません。まずは言葉と触れ合いを徹底的に。
 

夫婦のマンネリセックス打破は昔のセックス話から

三松:私のところにはマンネリご夫婦の相談をよく受けます。セックスレスまでではないけれど、いまいち盛り上がらない、寝るのを我慢してまでしたくないというご意見です。私はマンネリ回避のためにお互いの性の嗜好を調査しなさいとアドバイスしていますが、嗜好を探る場合、MIZUKIさんはどうされていますか。

MIZUKI:女性は元カノの話など聞きたくないかもしれませんが、マンネリ夫婦くらいになってくると過去の恋愛話を聞いてもいいでしょう。どんな女性(男性)と付き合ってたのか、どんなエッチをしてたのか、どこでしてたのか、根掘り葉掘り聞き出すと、実はこういうセックスが好きというのが浮かび上がります。

三松:なるほど、元カレ(カノジョ)話にジェラシー心も湧きますし、一石二鳥ですね。マンネリ夫婦にはジェラシーは必須ですから!(笑)

MIZUKIさんからの男性・女性に向けたアドバイス

 
男性、女性へMIZUKIさんからのアドバイスも

MIZUKIさんからのアドバイスも

 

性のアドバイザーMIZUKIさんは、性的に心も身体も閉ざしたどんな女性でも開花させてあげられるというマジシャンのような方です。

男性へのアドバイスは、「女性を褒めて、自分に自信を持ってもらうこと」。これで一気にセックスがよくなるそうです。

女性へのアドバイスは、「いつもいきいきして、日常と夜で違う顔を見せること」。パートナーがすることに恥ずかしがったり、驚いたり、喜んだり、リアクションをしてくださいということですね。

そして、セックスに慣れて来た頃にはお互いの性の嗜好を探り出し、今までにしたことがない冒険もしてみてくださいとおっしゃっていました。

そこまで無理してセックスすることはないと、夫婦二人ともが思っているならセックスレス状態でまったくかまいませんが、もしどちらかに性の欲求が残っている場合、これは隠れた大問題です。

私の恋人・夫婦仲相談所に寄せられる数々の悩みは、性欲のすれ違いから夫婦仲がギクシャクして……という事例が非常に多いのです。若いから性欲があって当然とか、更年期だからもうしなくていいとか、そんな簡単に割り切れないのが性問題です。

女性側からも男性側からも、パートナーをその気にさせる方法を紹介してきました。すぐに実践できる方法もあるので、レス解消やマンネリ脱却にぜひ取り入れてみてください。馴れ合いになってしまっているカップルは、これを機会に「Our SEX」を見直してみてくださいね。

【参考資料】
『新 抱かない男の見分け方』(スターツ出版)
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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