夫婦関係/夫婦円満のコツ

「昼顔妻」が「モトサヤ」に戻るための7つの方法(3ページ目)

「女性の浮気は本気になりがち」とはいいますが、「ゴールはない以上、必ず別れが来る」のが不倫。男性より現実的な女性は、「いろいろあったけど、結局元に戻ります」という選択肢を選ぶことも多いでしょう。そこで今回は、「昼顔妻」の「モトサヤ」への戻り方を考えてみましょう。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

4:感謝と愛情をこまめに表現する

いろいろもめたり責められたりしたにせよ「モトサヤ」に戻れたのはだんな様の寛容さのおかげ。それに対する感謝や愛情の気持ちは、相手に分かるように表現しましょう。最初は、なかなか相手の反応はないかもしれませんが、様々な場面で積極的に言葉や態度にして、相手に伝えましょう。「北風と太陽」でいう「太陽」作戦で、相手の気持ちを少しずつ解きほぐしていくのがベストです。
 

5:罪悪感を引きずったり、卑屈になりすぎない

モトサヤに戻ったとはいえ、だんな様の「妻に浮気をされた」という気持ちは、一生消えないと思っておいた方がいいでしょう。よく、女性は恋愛経験を「上書き保存」して、古い記憶を消していくのに対し、男性は「名前を付けて保存」で、過去の恋愛もすべて個別に覚えているといいます。男性にとって「浮気された」記憶は、薄まることはあっても消えることはありません。

従ってお酒に酔ったり、何か気分が落ち込んでいるときには、話を蒸し返して妻を責めることもあるかもしれません。そんな時にそれをまともに受け止めていては妻の方の心も折れてしまいます。

都合がよすぎると思えるかも知れませんが、罪悪感を引きずりすぎず、ある程度「割り切る」心の強さも必要です。開き直ってしまってはやりすぎですが、だんな様の心が一時荒れ模様の時は、そのまま少し距離を置いて回復を待つというテクニックも覚えておきましょう。
 

6:完璧を目指さない

もう一度やり直すからには、「今度こそ間違いのないように」と、緊張しすぎたり、常にだんな様の顔色を窺ったり、自分に自信がなくなったりする方もいらっしゃいます。

しかし、せっかく戻ってきた妻に笑顔がなく常におびえているなら、だんな様も楽しくありません。もちろん、浮気をしたことを正当化するわけではないですが、「誰でも間違いを犯すことはある」と完璧を目指さないことも大事です。やってしまった間違いは素直に認め、反省をしたら、次には自分らしさを大切に、ちゃんと前に踏み出すこと。これこそが新しい幸せをつかむ第一歩になります。

7:リフレッシュできる環境をつくる

可能ならば、今まで住んでいた場所を引っ越したり、家をリフォームするなど、夫婦の周囲の環境を変えることで、二人の関係にも新しい風を吹き込むことができます。

しかし、上記のようなことはなかなか難しいので、二人きりでの旅行をお勧めします。過去に二人で旅行した思い出の場所へ行き、かつての愛情を取り戻すもよし、思い切って知らない海外へでかけて、二人で一緒に新しい風景に感動したり、トラブルを乗り越えたりすることで絆を深めるのも良いでしょう。いずれにしても非日常の世界が、二人で向き合うことの大切さをきづかせてくれることでしょう。

前回ご紹介した「昼顔アンケート」でも、「周囲に不倫している(したことがある)人がいる」という方は7割近くになりました。このすべてが離婚をしているわけではないので、ほとんどが「モトサヤにもどり困難を乗り越える」と言う選択肢を選んでいることになります。

長い夫婦生活で一度や二度の荒波が来るのは当たり前、と気持ちを強く持ち、前を向いて、夫婦関係に新しい愛を注ぎ込んでいくという姿勢が大切なのではないでしょうか。


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