授業料の仕組みも全日制と異なる

授業料

授業料は“履修単位数”により計算されます

通信制高校の授業料は、全日制のようにみんなが同じ授業料を支払うのとは違います。これは、通信制高校が単位制という仕組みをとっているからです。通信制高校では、1単位あたりの授業料(公立:336円~700円、私立:6,000円~12,000円)をもとに生徒の履修単位数によって授業料が計算されます。

卒業に必要な単位数は74単位以上で、3年間で卒業する場合は平均すると年間25単位の履修となりますが、履修単位数は生徒の都合によって変えることができるので授業料もそれに応じたものになります。

授業料は、国からの就学支援金により減額されます。私立通信制高校生への就学支援金は1単位あたり4,812円です。25単位履修した場合は120,300円となり、卒業までに74単位分356,088円が支給されます。全日制の私立高校生へは年間118,800円、3年間で356,400円が支給されますから私立の全日、通信ではほぼ同額となります。

公立の場合は、通信制は1単位336円、25単位履修した場合は8,400円が支給されます。全日制は年間118,800円で、全日、通信で異なります。

また、単位制の仕組みにより3年間で高校卒業するにしても、自分で組み立てながら卒業までの高校生活を送ることができるようになっています。この点も全日制のようにみんなが同じ時間割で高校生活を送るのとは異なります。

通信教育だけではない新しいタイプの高校

タブレットの活用

インターネット授業やタブレットの活用では先行しています

通信制高校は名前が示すように通信教育の手法を活用しているのですが、最近は通学タイプの学校が増えてきています。しかも、通学日数も週に1日、3日、5日など生徒の都合で選べる学校が珍しくなくなっています。通学日数を少なく選べば、その分自由になる時間がたくさんできることになります。

また、インターネット授業やタブレットの活用も進んでいます。通学日の多い学校のなかには、英数国などの一般教科に加えて専門コースや大学進学コースを設けて、生徒のやりたいことや大学受験に対応しているところも増えてきました。

通信制高校が新しいタイプの高校になっている姿がおわかりいただけたでしょうか。これから通信制高校の現状を制度から教育内容までお伝えしていきたいと思います。

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