わずかな活動期間で、建築、デザインの歴史を変えた建築家
パナソニック汐留ミュージアム(汐留):建築家ピエール・シャローとガラスの家
ピエール・シャロー《ガラスの家》1927-1931年 photo(C)Centre Pompidou -MNAM Bibliothèque Kandinsky- Georges Meguerditchian
※Bibliotequeの1番目のeの上は正式にはアクセント記号がつきます。
彼はそのキャリアを家具会社からスタートし、少しずつそのフィールドを広げ、最終的には建築へと到達しました。
なかでも、1927年から31年の間に進歩的な文化人が多く暮らすパリの左岸、7区に作った「ガラスの家」は、近代建築の傑作として、現在までも高い評価を得ています。
光を最大限に取り入れるために用いられたガラスブロックで覆われた建物内には、機能的で、なおかつ荘厳で、さらにモダンな空間が広がります。日中は陽光が降り注ぎ明るく、夜はランプのように内部から光り輝くのです。
ピエール・シャロー《マレ=ステヴァンスのための事務机》1927年 ポンピドゥー・センター、パリ国立近代美術館蔵 photo(C)Centre Pompidou -MNAM CCI- Droits reserves. Dist.RMN-GP. distributed by AMF
ちなみに、この展覧会の会場構成は建築設計事務所の「みかんぐみ(担当:マニュエル・タルディッツ)」によるもの。建築や家具をより美しく、印象的に魅せるよう、現職の建築家のアイディアが詰まっています。こちらも要注目!
■DATA パナソニック 汐留ミュージアム(汐留):建築家ピエール・シャローとガラスの家について
展覧会名称:建築家ピエール・シャローとガラスの家
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
会期:2014年7月26日(土)~10月13日(日・祝)
開館時間: 10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日: 水曜日
Web: http://panasonic.co.jp/es/museum/
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