1966年(昭和41年)創業の伊峡
ここのお店はずっと気になっていた。駿河台下の交差点から路地を入った先、角地にお店はある。入り口は2方向にあり、どちらからも入れる。こちらもやはり半チャンラーメン押しだが、メニュー名は「ラーメンと半チャーハン」。
630円だそうだ。御三家の中では最安だ。ラーメンも430円で、これも安いねぇ。
時刻はお昼すぎ、暖簾をくぐって入店。あれ、先客なし?と思ったのも束の間、続々とお客さんが入ってきた。創業年が同じだからだろうか、ラーメンを作るスタイルは「さぶちゃん」と同じ。麺を大きな中華鍋で茹でる。あっという間にラーメン到着。と、次の瞬間、ご主人はもう中華鍋をふっている。ほどなくチャーハンも到着。
今回はじめて、ラーメンとチャーハンを同時に撮影出来た。さっそくいただこう。
ラーメンは、海苔、メンマ、チャーシューといったシンプルなビジュアル。黄色い細麺だ。スープをいただくと、やさしめな鶏ガラスープ。細めの麺は食べやすい。チャーハンは、ご飯そのものはよく焼かれているけれど、さほど味がついておらず、具材のチャーシューが味が濃いので一緒に食べるといい感じ。さらにラーメンのスープとも相性が良い。
さて御三家を制覇したわけだけど、どこが一番美味しいかと問われれば、僕は「成光」をあげたい。しかし、「成光」の半チャンラーメンは830円。「伊峡」は630円だ。ふだん使いのコストパフォーマンスで考えれば「伊峡」に軍配が上がるかもしれない。ちなみに「さぶちゃん」はほぼ中間の750円。店主さんやお店そのものの雰囲気を楽しむなら「さぶちゃん」か。
その「さぶちゃん」を調べているうちに「木下3兄弟」の物語に行き着いた。