通信制高校/通信制高校とは

効率よく目標に近づける?!通信制高校という選択(2ページ目)

自由になる時間の増える通信制高校だからできる「やりたいこと」。自由な時間ができる理由と、その上手な活用方法を説明します。また、通信制高校の専門コースの状況や特長を紹介します。

執筆者:山口 教雄

やりたいことができる専門コース

やりたいこと

やりたいことを実現できる専門コースが開設されています

通信制高校は大半が普通科の高校ですが、自由な時間を活用して「ダンス・芸能」「音楽」「スポーツ」「自動車・バイク」「ファッション・ビューティ」「美術・デザイン」「マンガ・アニメ・声優」「動物・ペット」「介護・福祉・医療・保育」などのやりたいことを実現できる専門コースが開設されていて、英数国などの一般科目とは別に専門的な授業やレッスンが行われています。

なかには、専門学校で行う2年間分の授業をカリキュラムに取り込んでいる「ヒューマンキャンパス高校」や、芸術分野に特化した学習を行う「北海道芸術高校」といった特長のある通信制高校もあります。

コース別に専門的な内容を学ぶことになりますが、高校段階では各分野とも初心者も多いため基礎からの学習を行う場合が一般的です。基礎から始めて、資格取得が必要な分野では職業として通用する資格取得を目指します。また、進級する段階などでコースを変更できる学校もあります。
通信制高校専門コース一覧

通信制高校にはさまざまな専門コースが開設されています


同じ話題で友だちもできやすい

スキルや資格

つきたい仕事のスキルや資格もわかってきます

専門コースは、友だちができやすいという良い面があります。同じコースを選んだ生徒同士が出会うことになりますから共通の話題と志向を持っています。

人間関係が微妙になる思春期では、特定分野に興味が強いと“オタク”という扱いを受けることもあります。それが嫌で中学時代はそれを隠したり、あるいは興味のある分野の話をする相手が見つからず友だちができなかったりする場合もあります。同じ志向をもった仲間ができることで、励まし合う関係が作れる場合が多くあります。

専門コースで教えてくれる先生は、その分野の一線で活躍している先生が多いです。プロとして活躍している人や専門学校などで教えている人などが講師となっています。このため、いわゆる業界情報をよく知っています。どのオーディションが評価を受けているのか、どんな資格やスキルが仕事をしていくうえで重視されているのか、法律改正の動きや企業動向など職業観につながる情報も知ることができます。

「鉄は熱いうちに打て」という言葉があります。通信制高校を活用することで、高校生活とやりたいことの両立ができる道があるということをぜひ知っておいてください。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます