奈良の観光・旅行/奈良の観光スポット

魅力溢れる「ならまち」ガイド(2ページ目)

奈良公園の脇にある、江戸時代に建てられた町屋が軒を連ねる通称「ならまち」。この場所には、歴史ある家屋を改築した飲食店やカフェも多く、最近では観光やデートスポットとしても話題に。そんな情緒あふれる「ならまち」をご紹介。

執筆者:山葉 のぶゆき

「ならまち」の観光

青空に浮かぶ元興寺のお堂。写真:矢野建彦

青空に浮かぶ元興寺のお堂。写真:矢野建彦

「ならまち」の魅力は、通りや建物の雰囲気だけではありません。お寺や資料館など、観光できる場所もたくさんあります。

元興寺の中も散策可能。写真:奈良市観光協会

元興寺の中の散策もおすすめ

例えばこのいっかくで最も大きく有名な「元興寺」。そもそも「ならまち」は、この「元興寺」の旧境内から発展した場所。南都七大寺の一つとして数えられ、平安時代までは現在の奈良市街の南東部を占めるほど大きかったと伝えられています。

現在では僧坊の一角が現存しているだけですが、この辺りの散策では欠かせない重要スポットです。

 


今西家書院の清々しいお庭

今西家書院の清々しいお庭

また重要文化財である「今西家書院」も人気。室町時代の建築様式が残る書院造りの建物で、興福寺大乗院家の坊官を努めた福智院の住居を、今西家が1924年に譲り受け、現在まで守ってきた場所です。

建物からは美しくもどこか可愛らしい庭園が楽しめ、爽やかな香りのする抹茶もいただけます。

 

格子の家の雰囲気ある入り口

「格子の家」の味わい深い入り口

当時の町家を再現した「格子の家」も注目のスポット。入場料が無料なので気軽に当時の生活様式に触れることができ、丁度いい休憩場所としても利用されています。

中からは外の様子がうかがえ、外からは中が見えない格子窓など、江戸時代から伝わる人々の知恵も凝縮。入り口が狭く、奥に長細い町家独特の構造もここで見ることができます。

その他、恵比寿神社、名勝大乗院庭園文化館、なら奈良館など、巡って楽しいスポットが盛りだくさん。どこもそれほど仰々しい場所ではないので、ひとつひとつに時間が取られず、気軽に立ち寄れるのも大きな魅力です。

■元興寺
住所:奈良県奈良市中院町11
TEL:0742 - 23 - 1377
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約10分
入館料:大人400円、高校生・中学生300円、小学生100円

■今西家書院
住所:奈良県奈良市福智院町24
TEL:0742 - 23 - 2256
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約15分
入館料:350円

■奈良市ならまち 格子の家
住所:奈良県奈良市元興寺町44
TEL:0742 - 23 - 4820
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約15分
入館料:無料

写真提供:奈良市観光協会


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