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【保存版】建築家ピエール・シャローとガラスの家・前(4ページ目)

【石川 尚のWAKUWAKUプレス・レポート】#61 20世紀前半に建築界に革命を起こしたピエール・シャロー(1883~1950)、日本初の回顧展を取材した。正式な建築の勉強はしていないが、デザインの近代化に関与した建築家。保存版の展覧会、全2編でご紹介します。 取材協力:パナソニック 汐留ミュージアム

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

シャローが愛着を抱いていた「扇の形状」

シャローデザインの特徴である「扇の形状」と金属細工が融合した書斎机(1928年頃)がある。

彼は全キャリアを通じて扇の形状に愛着を抱いていた、しかし、その由来は家具デザインからなのか?、インテリアデザインからなのか?未だ分からないという。

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会場風景   ●クリックすると拡大します。

幾何学的な形状と光沢のある塗装を施した紫檀材というかなりゴージャスなデスクだ。赤みがかったブラジル産紫檀の面に鈍く光り輝く金属の部分は、扇状に開閉するサイドテーブルの金具。

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書斎机と椅子   ●クリックすると拡大します。

この金具がとても美しく収まっているので、思わずグッと近づいて見る。

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書斎机のディテール   ●クリックすると拡大します。

入れ子状になっている小テーブルは、それより以前の時代(シャローの祖母時代)のモノをリ・デザインして取り入れている。つまり、デザインの近代化を試行錯誤していると捉えられる部分だ。

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書斎机のディテール   ●クリックすると拡大します。
 


さて、隣にある肘掛け椅子は、リラ(竪琴)をモチーフとしている。

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肘掛け椅子SN37   ●クリックすると拡大します。


詳しくは後編に続く。

■ 建築家ピエール・シャローとガラスの家 
■会期       2014年7月 26日(土) ~2014年10月 13日(月・祝)  
■開館時間 10:00~18:00(ご入館は17:30まで)
                   休館日 毎週水曜日、夏期休館8月11日(月)~15日(金)
■会場        汐留ミュージアム(地図
■ 入場料      一般:800円 大学生:600円 中・高校生:200円 小学生以下:無料
   65歳以上の方:700円 (年齢のわかるものをご提示ください)
   20名以上の団体:各100円引(65歳以上の方は除く)
   障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料

※ 取材協力:パナソニック 汐留ミュージアム


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■今回の関連リンク

 
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パナソニック 汐留ミュージアム
   オフィシャルホームページ 
  






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