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失恋直後に次の恋をしないほうがいい理由とは? 前に進むタイミング

今回は、失恋直後に次の恋をしないほうがいい理由についてお話します。失恋して落ち込んでいるとき、慰めてくれる男性はよく見えてしまうもの。だけどその彼に告白されて付き合うとしたら、少し注意が必要です。理由を知って、次の恋を冷静に見つめ直してみましょう。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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<目次>

失恋直後に次の恋をしないほうがいい理由

失恋直後に次の恋をするのは危険?

失恋直後は、身近な男性の優しさにホロッとしてしまいがち。気をつけて。

彼氏に振られ、無気力になってしまったあなた。仕事にも身が入らず、見える景色も色を失い、食欲さえなくなってしまうこともあります。

それでも少したてば「これじゃいけない」と思うようになるはず。ひとつの恋を失いはしても、それ以外は何も変わっていません。仕事で迷惑をかけてもいけないと思う頃にはちゃんとお腹も減り、だんだんいつもの日常が戻ってくるでしょう。

辛い気持ちを抱えているのは精神衛生上よくありません。しかし早く忘れてしまいたいからといって、次の出会いを求めるのは時期尚早。それは、まだ本当の意味で「通常モード」の精神状態まで回復していないからです。

失恋直後の心にぽっかり穴が空いた状態の出会いは、あなた本来の思考を狂わせる恐れがあります。その理由は何でしょうか。
 

元彼を基準とした“反動”で選んでしまう

失恋直後は、忘れようと意識するほど、元彼のことを思い出してしまうもの。
その結果、怒りや悔しさから元彼と正反対のタイプ(性格や生活スタイルなど)をわざと選んでしまったり、元彼を悔しがらせる復讐心で「元彼がコンプレックスを抱いていたもの」(身長や学歴など)を基準に次の彼氏を選ぼうとしてしまいます。

歪んだ基準は、本来のあなたの好みとは一致しないはず。別れて「あーせいせいした」とスッキリしている状態とは違い、失恋後に悔しさや復讐心が芽生えるということは、未練が残るほど元彼は好きなタイプ(もしくはあなたに合う相手)だから。
恋愛経験が少ないうちは、まだ自分に合うタイプを見極めるのは難しいので、逆のタイプの相手とうまくいく可能性もないとはいえません。しかし元彼という余計なフィルター越しに次の恋を探すのは、あまりお勧めできません。
 

必要以上に相手が優しく見えてしまう

友達と遊びに行くくらい立ち直れば、もう落ち込みモードは脱出したように感じることでしょう。だけどそれは、楽しい時間で気を紛らわせているだけであることも。

ひそかに恋心を抱いていた男性は、フリーになったあなたに「チャンス!」とばかり近づいてくるかもしれません。もちろんそれもひとつのきっかけですから、あなたがいいと思うのであれば、前向きに考えてみるのもアリでしょう。
ただひとつ注意したいのは、弱っている心が招く勘違い。

心が完全に回復していないうちは、他人の優しさがこれまで以上に深く心にしみるもの。しかも好きな女性にアプローチを仕掛けている時期の男性は、通常よりがんばって自分をよく見せようとするため、それが失恋直後のあなたにとっては神様級のやさしさに映ってしまう恐れがあります。
新しい彼とつき合い始め、落ち込みから完全に立ち直ったあなたは「あれ? こんな人だったっけ?」と夢から覚めたようにガッカリしてしまうかもしれません。
 

「誰でもいい」と自暴自棄になってしまう

フラットな気持ちで次の恋が本物だと感じるならば、差し伸べる手を掴んでみてもいいかもしれません。

フラットな気持ちで次の恋が本物だと感じるならば、差し伸べる手を掴んでみてもいいかもしれません。

もっとも避けたいケースは「男の傷は男で癒す」つもりになってしまうこと。取捨選択することなく、寄ってきた男性と迂闊につき合い始めてしまったら「こんなはずじゃなかった」と短命に終わってしまうかもしれません。

失恋の傷が癒えたばかりでまた失恋するのは、かさぶたをはがすようなもの。「私って男を見る目がないのかも」という自己嫌悪が生じたり「男なんて信じられない」と男性不信に陥ってしまったら、今度はなかなか立ち直れなくなってしまいます。

これらのパターンにならないためには、一度クールダウンして次の恋を見つめ直すこと。
 

クールダウンしながら前を向こう

いつまでも終わった恋にしがみついたり未練を引きずるよりは、次の恋に向かう気持ちを持つ方が健全です。
だけど失恋直後のあなたはまだ、本来のあなたではありません。
前ページのようなケースは女性に多い傾向です。特に恋愛依存、彼氏依存になりがちな傾向の人には顕著に表れます。

次の恋愛こそ長続きさせたいあなたに必要なのは、一歩引いた「もうひとりの自分」目線を養うこと。

ひとつの恋が終わることは、次の恋がはじめられることでもあります。
過去から学習できることももちろんありますが、それを次の相手選びに反映させるのは間違いです。

たとえ元彼の浮気が原因だったとしても、次の相手が浮気するとは限りません。多忙な彼に疎ましく思われたのだとしたら、対策として次にヒマな彼を選ぶのではなく、あなた自身が「忙しい彼とも上手につき合える方法」を編み出すほうが有効です。

過去の恋の反省点は、次の彼と「いい関係を続ける」ために生かすもの。新たな出会いがやってきたときは、過去というフィルター越しになっていないか、立ち止まって考える時間を作りましょう。
ちゃんと彼のことを冷静に見て「好き」だと思えるならば、もう次の恋へ進んでも大丈夫。

「前の彼と別れたおかげでこの人に出会えた」と思えるならば、こんな幸せなことはありません。新しい彼と楽しい時間を紡いでいきましょうね。


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