質感描写と深い色合いが魅力!
それでは最後にダイレクトイメージセンサーで撮った作例をご覧下さい。RAWデータで撮って現像するのがベストですが、今回は全てJPEGの最高画質で撮影して、リサイズしただけの画像です。RAWで撮影しなくても、その素晴らしい発色と質感描写は充分に発揮されるので、高画質を求めるビギナーの方もぜひ『SIGMA dp2 Quattro』にチャレンジしてください。私が特に感じたのは赤系の発色の良さと、全ての色に対する色乗りの良さです。一般的に色乗りが良くなると色合いが派手になったり、塗りつぶされたように濃くなってしまいますが、dp2 Quattroの場合はディテールを残したまま、そこに深い色が乗ってくれます。また解像度が非常に高く、クルマやバイクなどの金属系の質感が抜群にいい感じです。動物や人間では硬調するぎるため、ポートレートモードを使うことをお勧めします。
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日陰に咲いた昼顔の花。紫色の微妙な変化と階調が再現されている。また大型センサーのおかげで背景のボケも美しい
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昼寝中のネコにこっそり近付いた。ローアングルの時は親指でシャッターを押すとブレにくいのだ
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100%にして切り出した画像。ネコの毛が1本1本数えられるほど分離している。一眼レフでもなかなかここまでシャープに撮れない
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真っ赤な鳥居、おそらく素材は木製ではなくコンクリートであること分かる。このように渋い赤は再現が難しい
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dp2 Quattroはモノクロモードでも真価を発揮する。豊かな階調性と質感描写の良さが充分発揮された
高画質の意味を問う問題作
『SIGMA dp2 Quattro』はズームなし、手ぶれ補正なし、動画機能なし、高感度に弱いなど、一般のデジカメと比較すると見劣りする部分があります。しかし、それを忘れさせてしまうほど、印象的な色と質感の写真が撮れるカメラなのです。いい写真を撮ることを最優先したデザインと操作性は、このカメラを使うほどに体に馴染んで、自然と操作ができるようになります。撮影機能で不足を感じる部分はほとんどありません。動きの早いスポーツなどは苦手ですが、それ以外のジャンルなら何でもこなせます。特にお勧めなのは、風景、あるいはスイーツなどの柔らかい被写体ではなく、クルマや飛行機、列車など硬質な素材で出来た被写体です。レンズは歪みが少なく建築物も得意です。高画素イコール高画質でないことをdp2 Quattroを使ってぜひ実感してみてください。
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