喘息発作が起こってしまった場合
まず周りのダニやホコリを減らすことが大切です。痰が出てきますので、できるだけ痰を出す必要があります。痰を出しやすくする方法は
- 水分摂取をします。痰をサラサラにして出しやすくします
- 胸や背中を、手のひらをお椀の形(タッピング)にして叩きます
- 勢いよく痰を出す方法としてハフィングがあります。「ハッ!ハッ!」と声を出さずに勢いよく息を吐くきます
- 痰が出やすい姿勢をとる体位排痰法があります。痰が溜まっている場所によって体位が異なりますが、基本的には頭を低くした姿勢で、痰を出します。
- 腹式呼吸。腹筋を使って、しっかりと呼吸します。
- スクイージング。胸をしぼるようにする方法で、呼吸を助ける方法です
さらに、携帯用の気管支拡張薬の吸入があれば、発作時に使用します。また電動式吸入器があれば、吸入しましょう。発作時の薬でもよくならない場合は、医療機関に受診した方がいいでしょう。
じんましんが出てきた場合
原因がわかっている場合は、その原因を取り除くことが大切です。原因がなくなれば、じんましんは自然によくなります。原因が不明な場合は、体が暖まるとかゆみがひどくなることが多いので、冷やすようにしましょう。ただし、寒冷じんましんと言って、冷たい刺激によってもかゆみがひどくなることがあるので、その場合は、冷やすのをやめましょう。かゆみがひどく、全身にじんましんが出ていたり、発熱などの症状があれば、医療機関を受診した方がいいでしょう。かゆみ止めは市販薬でも販売されていますので、薬局のある場所を確認しておくのもよいでしょう。市販されている花粉症の薬であるアレジオン、エバステル、アレグラ、ジルテックは、医療機関では蕁麻疹の薬として処方されていましたので、薬剤師に相談してもよいでしょう。
目がかゆい、くしゃみがひどい、咳が出てきた場合
古い木造家屋では、カビが心配です
ここでは家でもできる対策を示しましたが、症状がよくならない場合は診察が必要ですので、利用できる医療機関を把握をするようにしてください。
帰省先は普段と違う環境ですから、過信しないようにしましょう。