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NISA新案のメリットを理解して投資に備えよう(2ページ目)

NISA(少額投資非課税制度)が開始されましたが、早くも2016年にNISAの拡大案が固まりました。NISAは投資家が知っておくべき制度の一つ。現行のNISA制度を再認識することで、来たる新制度で最大の投資効果を得られるよう準備しておきましょう。

市川 雄一郎

執筆者:市川 雄一郎

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NISA新案創設に期待されるものとは…

資金力のある高齢者の資産を呼び込むことで、さらなる投資熱を盛り上げたい狙いも。

資金力のある高齢者の資産を呼び込むことで、さらなる投資熱を盛り上げたい狙いも。

NISAによる非課税枠の投資額が拡充され、さらにはその制度が延長されたとしたら、NISA口座を利用した投資資金はさらに増えることが予想されます。また子ども版NISAの創設で、今まで以上に家族で資産運用設計を真剣に考える時代がすぐそこに来たと言えるでしょう。

現在、子ども版NISAが創設された場合、新たに約2000万人の投資家人口が増えるとされています。現在、個人金融資産は1600兆円といわれていますが、その大半は60歳以上の方々であるため、NISA制度の新案による拡充が現実化されれば、資産を多く持ついわゆる高齢者である祖父母世代からの投資も期待できると考えられます。

金融庁の調べによると、平成25年3月末現在で20~30代によるNISA口座を活用した投資は全体のわずか8%です。若い世代から投資資金を得るためには投資額の枠を広げるか、資金を持っている高齢者世代が、若い世代に資金を提供しやすく環境を与え、メリットを感じられなくてはなりません。今回発表されたNISA新案の3つはどれも非常に魅力的で、実現化すれば投資に対して興味を持つ人がさらに増えてくることでしょう。

新制度が開始されるまでに

とはいうものの、現在のNISAも始まったばかりで、現行のNISAがどのような制度なのかを理解していない方も多いはずです。これから投資をするのであれば、まずは今のNISAという制度をしっかりと理解してください。そしてそのメリットを最大限に利用するようし、NISAを体感することが大事だと思います。

その上で新制度案がスタートするまでに理解し、改めて導入が決まった時に備えておくことが大切です。つまりみなさんが今後投資を行う上で、NISAは最も知っておくべき制度の一つと言えます。NISAを深く知ることで、みなさんの数年先の投資スタイルがより良いものになっているはずです。投資をされる方も既にしている方も、これから是非NISAのメリットに対して敏感になって頂きたいと思います。
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