3.実際に行って、「見て」「食べて」感じてみる
「奈良」と言えば東大寺。教科書で見るより、実物を見た方が、記憶に残りやすいことは確か。この夏休み、観光もかねて歴史や地理の勉強に出かけてみては?
例えば、奈良の大仏で有名な「東大寺」。写真で見るのと、実際に行って実物を見るのとでは大違いです。そして、行く前でも行った後でも良いので、「誰が何のために建てた」のか、教科書で振り返ると良いでしょう。
次に、その地域の特産品に触れる場合です。例えば、静岡県を例にとってみましょう。静岡県に行ってみると、サービスエリアやお土産コーナーでは、「みかん」や「お茶」にちなんだものが多いことがわかるはずです。当然、これらは静岡県の特産品だからこそ。こうした特産品を、お土産として買ってきて、「食べて」感じるのも大切なことなのです。
理科の場合も、科学館や博物館、火山や地層がむき出しになっているところなど、教科書で取り扱っていることを、実際に目で見て確かめるために行ってみるのも良いですね。
4.マインドマップ(R)を取り入れるなど勉強法を変える
ほかにも、マンガで読む歴史・古典、DSなどのソフトや携帯アプリを使った勉強法、カルタを使って「百人一首」「都道府県」を覚えるなど方法はたくさんあります。ここは思い切って「押してだめなら引いてみる」、今までとは違った勉強法を取り入れてみるのはいかがでしょうか。ただし、スペースの都合もあるので、ここではマインドマップを使ってまとめノートをつくるという方法を紹介します(かき方についてはガイド記事「暗記教科に強い!「マインドマップ」受験勉強法」を参照)。
マインドマップで学ぶメリットとして、
・楽しく学べる
・色やイラストを使うことで記憶に残りやすい
・ツリー形式でかいていくので、要点が整理される
が挙げられます。いずれも、記憶にとっては有効なことばかりなので、試してみる価値は大いにあります。
平安時代のマインドマップ。色やイラストで右脳も活用することで、楽しく、効果的に学ぶことが可能。「白紙(894年=ハクシ)に戻した遣唐使、真言宗→空海(しんくう)など、記憶術も織り交ぜるとさらに効果的。
マインドマップで学ぶときの注意点としては、最初から上手にかこうと思わないことです。失敗したと思ったら、最初からかき直してもかまいません。最近では、ネット上に自分のマインドマップをアップしている人も増えてきたので、これらを参考にしてみるのも良いでしょう。
とにかく、楽しみながら、教科書や問題集の要点のまとめ欄を、自分なりにまとめていくことが大切です。そして、マインドマップでまとめた後は、その単元の問題集を解いてみるようにしましょう。
※マインドマップ(R)は英国Buzan Organisation Ltd.の登録商標です。
いかがでしたか。夏休みはただなんとなく過ごすのと、例えば、「苦手教科の克服」という目標を持って過ごすのとでは大違い。長い休みだからこそ、目標意識を持って過ごせるにしたいですね。
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