夏休みが始めるチャンス!
長い長い夏休みがやってきましたね。朝昼晩と3度の食事の用意になんだかんだとやる事が増えますね。賑やかなそして親にとっては大変な毎日のスタートです。1日中、子供が家にいると驚くほど散らかり汚れますよね。片づけた端から散らかりだすし、せっかくきれいに掃除したのに食べこぼしに泥汚れなんていう大人だけではあり得ない汚れ方をします。だから、普段以上に家事の負担は増すばかりなのですが、夏休み中は時間的には少しだけ余裕もあると思いませんか?せっかくなので、この夏休みのタイミングで「子供と一緒に家事」を始めてみてはいかがでしょうか。
まずはやってみる
「子供と一緒に」家事、と聞くだけで、「大変、無理、汚される、かえって仕事が増える」と思ってしまうかもしれません。実際のところ、「その通り!」と私も声を大にして言いたいのですが、ちょっとだけ考え方見方を変えると、子供と一緒に家事をすることは案外簡単でそして、そこから得るものは大きいのです。では、まず何からどんな風に始めてみるかと言うと、やっぱり子供が興味を持ちそうなもの、好きなことからスタートするのが一番です。そして、ママの負担の少ないものを選ぶのも大事なポイントですよ。
例えば、料理やお菓子作りはイメージ的にはとても良くて「楽しく親子でお菓子作りなんて素敵~」と思う方が多いのですが、ママの負担は大きいのです。準備をして、作業中も慣れていない子供からは目を離せない。そして終わった後の道具類の後片付け、その上、キッチンの床やカウンターも汚れそのお掃除も。とやることは増える一方です。そうすると、ついつい「自分でやった方が早い」「汚されてかえって仕事が増える」とついつい子供を家事から遠ざけてしまいます。
地味ながらもスタートするには最適な内容
雑巾がけも遊びのひとつに
整理整頓やお片付けは、考えることや細かな作業も多いので、まずは片づけをささっと、ママがやってしまい、最後の雑巾がけや掃除機、ほうき、シートモップなどを手渡すのがいいのです。シートモップは柄がジョイント式なら1本取ってしまって短くすると子供は自分サイズに短くなって更に喜びますよ。
私はお休みの日に自分ひとりでお掃除していて、気分が滅入ってくると子供に声をかけて 「はい、それこっちに入れて」「これはここに移動」「これはゴミ箱に」とテンポ良く指示を出し、雑巾がけの時には床を広くあけて「よーいドン!」と掛け声をかけてしまいます。なぜか、雑巾がけってうちに限らず、子供達はみんな大好きですね。
競争相手の居ない1人だけの時には、スプレーボトルを渡して、シュッとひと吹きしてから雑巾でキュッキュッというのも子供は喜びますよ。
子供用に少しだけ気を遣う3つのポイント
我が家の場合は特別なものを用意したり、子供専用のアイテムをわざわざ探して購入することはほとんどしないのですが、ちょっとだけ子供目線で気をつける点があります。「使いやすい」「気分が盛り上がる」「安全」の3つです。シートモップの柄を短くする、雑巾は薄手の物を準備(自分で絞ることを考えて)、配膳用のお盆は軽くて持ちやすく、食器が滑らないものを。これは表面にラバー加工をしていて、食器がトレーの中で滑らないようになっていたり、滑り止め用のシート(ラグの下に敷くようなメッシュのものや、クロスなど)を敷いたりしてます。
そして、面倒でも複数のお皿を乗せず、1つずつ乗せて運んでもらうとか、お味噌汁のようなアツアツの汁物は渡さないなど。
「なんだそんなこと、わかっているよ」と思うようなことなのですが、意外と大事なポイントだったりするので気をつけてみてください。
毎日は無理でも、時間と気持ちに余裕がある時だけでもやってみると、夏休みが終わるころには、色んなことをお子さんと一緒にできるようになっていると思います。