スマートフォン/スマートフォンの周辺機器

LG G Watchの核心、Android Wearに迫る

Android Wearを搭載したLG G Watchは、Androidを搭載したスマホやタブレットと連携して動作する腕時計型のウェアラブルデバイスです。粗っぽく言えば、Androidの通知を腕時計に表示するものです。これがどういった物で、何が出来るのか、またタブレットやスマホと組合せることで、どのような使い勝手になるのか、二回に分けて迫ります。

傍島 康雄

執筆者:傍島 康雄

タブレットPCガイド

前回は、腕時計としての「LG G Watch」を解説いたしました。今回は、G Watchの核心部分でもある、Googleの新しいOS「Android Wear」に迫ります。

Android Wearとは?

最近ではスマホが生活必需品になり、毎日の数時間をこれに費やしている方も多いでしょう。この中でも最も多く時間を消費しているのが、スマホの通知チェックで、Googleによると1日平均で125回も行っているとしています。

私達はよく、新着メール通知があるとポケットやカバンからスマホを取り出して、ロック解除をし、内容を確認するといった操作をします。仮にこの操作に30秒程度かかっているとすると、毎日情報確認に一時間程度を割いていることになります。普段あまり意識しませんが、これほどの時間を割いているのかと驚いてしまいます。
新着メールの通知を受けたところ

新着メールの通知を受けたところ

Android Wearは、ポケットやかばんに入っているAndroid端末の通知を腕時計で確認できます。
乱暴な言い方をすれば、Androidの通知パネルやGoogle Nowが腕に移動したようなものです。たとえば、新着メールがあると腕時計をチラ見することで、すぐに返事が必要なメールか、後でもよいメールかを判断できます。後でよければ、この間の操作は10秒もかかりません。これがまとまった回数になると、スマホをポケットから取り出していた頃と比べて、相当な時間の節約になります。

Android Wearは、通知機能や音声入力ばかりが注目されますが、時間を有効活用できるデバイスとしても見ることもできます。

次のページでは、Android Wearの使い方をご紹介します。
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