スマートフォン/スマートフォンの周辺機器

LG G Watchの核心、Android Wearに迫る(2ページ目)

Android Wearを搭載したLG G Watchは、Androidを搭載したスマホやタブレットと連携して動作する腕時計型のウェアラブルデバイスです。粗っぽく言えば、Androidの通知を腕時計に表示するものです。これがどういった物で、何が出来るのか、またタブレットやスマホと組合せることで、どのような使い勝手になるのか、二回に分けて迫ります。

傍島 康雄

執筆者:傍島 康雄

タブレットPCガイド

Android Wearの使い方

Android Wearは、基本的にタッチパネルと音声入力で操作し、新着メールなどの通知はカードで表示されます。通知が複数回の場合はカードが重なったように見え、視覚的にも把握しやすい工夫がされています。また、タッチパネルを使う場合は、このカードをタッチで操作します。

画面に表示されたカードを上下にスワイプすると、カードの切り替えができ、別の通知を確認できます。これを右にスワイプするとカードを閉じる、左にスワイプすると、端末で開くなどのアクションが選択できます。最初は少し戸惑いますが、慣れれば直感的に操作できるでしょう。
タッチパネルを使って操作している様子

タッチパネルを使って操作している様子

音声入力は、Androidにもある音声検索機能と似ています。使い方は、画面がオンの状態で、「OK Google」と話しかけると、音声入力モードに移行するので、画面に「お話しください」と表示されたら、音声を入力します。
音声入力を使っている様子

音声入力を使っている様子

音声入力は自然な言葉で話しかけるか、Googleで検索するようにキーワードを細切れに入力します。

たとえば、「明日の天気は?」と話しかければ、画面に明日の天気が表示されます。また、「75ポンドは何キロ?」と話しかけると、「34.0194277キログラム」と結果が表示されるので、スマホで単位変換アプリを使うよりも楽に結果が得られます。
音声入力を使って単位変換ができる

音声入力を使って単位変換ができる

細切れのキーワードを入力するとGoogle検索と同じ動きになり、検索結果が画面上にカードで表示されます。カードをタップすると、Android側のChromeが起動して、先のホームページが閲覧できます。

意外と使える音声コマンドですが、改善して欲しい部分もあります。たとえば、音声入力に対するフィードバックは、画面表示のみで音が鳴りません。これだと、画面表示を見つめながら、タイミングを見計らって音声入力する必要があります。音声入力が可能になったらバイブレーションで知らせるなど、もう少し気楽に使える工夫が欲しいところです。また、音声コマンドの弱点として、騒音の多い場所では、うまく機能しないことがあります。これもマイク位置を変更したり、数を増やすなどの工夫が欲しいところです。

次のページでは、Android Wearの現在の価値と将来価値を考えます。
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