ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

未来を見通す姿勢が人もお金も引き寄せる

未来の動きを予測して自分の動き方を決めるということも大事ですが、同時に自分の理想的な未来を自ら創り出すことも楽しいものです。そんなエピソードを紹介します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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金持ちになれのは、ハッピーになる道を探せる人

金持ち体質の条件とは

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「ウォーキング・デッド」というアメリカの人気ドラマがあります。これは、「ウォーカー」と呼ばれるゾンビによるから逃げ伸び、安住の地を求めて苦悩する仲間たちのドラマです。ゴールデングローブ賞のテレビシリーズ賞にノミネートされ、シーズン4まで放映されています。

主人公リックは小さな町の保安官でしたが、逃走犯を追跡中、犯人との銃撃戦で撃たれ、病院で昏睡状態に陥っていました。そして彼が目を覚ましたとき、ウォーカー(ゾンビ)が徘徊する終末世界に変わっていたのです。彼は辛くも逃げ延び、同じくウォーカーから逃げていた妻・息子と、他の生存者たちのグループに合流します。

そのグループには、リックの同僚だった保安官シェーンや、冷静で思慮深い老人のデール、タフで武力のあるダリル、東洋人の青年グレンなどもいましたが、あとから来たリックがリーダーとして、グループ全員を生存させる役割を担うようになります。

ちょっとあらすじが長くなってしまいましたが、私はこのドラマを観ながら、リーダーたる人物の資質を感じずにいられませんでした。

真のリーダーは、「自分がリーダーだ」と主張しなくても、「君がリーダーだ」と任命されなくても、「○○長」という肩書がなくても、「自然に皆がついていく人のこと」だ、と感じたのです。

では、リックがリーダーたる要素は何だったのか。もちろんひとつではありません。たとえば、「感情的にならない」のも重要です。絶望したりヒステリックになったりするメンバーに対し、彼はつねに冷静で、声を荒げることをしない。また、人を説得したり落ち着かせたり元気づけたりする言葉の力を持っています。

しかしなぜ皆が彼についていったかというと、「生き残るための道を指し示したから」だと感じました。

わからなくても先を見通そうとする

命の危機にさらされ、確証もなく進むべき道もわからない不安の中に立たされたとき、人はパニックになり、どうしていいかわからなくなります。

そんな中でリックは、「武器の調達が必要だ」「ここは危険だから移動しよう」「行方不明になった仲間の救出が先だ」「しばらくこの農場にとどまろう」「はぐれたらここに集まろう」「この場面では戦おう」「この場面では戦いを避けよう」などと、迷うメンバーに先立って提言し行動します。

それでも、なんとか先を見通そうとする。そして、自分だけが助かればいいというメンバー、感情的になって暴走しようとするメンバーを抑え、全員が助かる方法を提案しようとする姿に、「この人についていけば助かるんじゃないか」と思うようになります。

もちろん、劇中では選択を間違うこともあったので、必ずしも先を見通す能力が高かったわけではありません。しかし能力の問題よりも、「意志があるかどうか」の問題ではないでしょうか。

現代でも、「将来はこうなる。だからこうしよう」と主張する人は世間の注目を集め、ファンを集めます。企業経営者、経済アナリストだけでなく、占いや新興宗教も似た部分があります。

確かに富士山が爆発するとか1ドル50円になるとか、ただ危機感を煽るだけでは害のほうが大きい。だから、問題提起をするなら、解決方法もセットで提案しなければ、「それで?」「誰がやるの?」となってしまいます。

だから劇中でも、リックは率先して危険な役割を引き受けます。しかし結果的に当たらなくても、リスクを避けてハッピーになる道を指し示そうとする人は、少なからずリーダーの資質があるということです。

個人のリスク管理や目標達成も、能力より意志

そしてこれはリーダーシップにとどまりません。自分がどのように生きたいか、という意志が、自然と未来を読もうとする意欲につながるものです。子供に囲まれた生活がしたいと思えば、理想的な環境をイメージし、その実現のために今から何をすべきかが見えてくる。世界中を旅する生活をしたいと思えば、やはりそんな自分の姿をイメージし、やるべきことが見えてくる。

たとえば家を買うとき。
自分がまだ若い世代であれば、ライフスタイルが変わる可能性があります。転職・結婚・出産などによって、最適な居住地、居住環境が変わる可能性も高くなります。そのとき、今買おうとしている家では不便になるかもしれません。
家を買うということは、「将来はどんなライフスタイルを送りたいか」をイメージし、そのためにはどんな住まいがよいかを考えることです。

一人暮らしや夫婦二人暮らしのときは、会社に通いやすい場所に住むのが便利です。そして、もし結婚や転職をして、通勤電車の乗換えが3回になったら?時間のロスや疲労を考えると、引っ越した方がよいと考えるでしょう。

子供が生まれれば、近くに保育園があるとか、近くに親が住んでいる、医療費が安い自治体、という場所の方が好ましくなります。自治体によって子供関連の補助が手厚いところもあれば、少ないところもあります。

子供が学校に行くようになると、公立なら学区の問題が出てきます。偏差値の高い学区、安全な学区。自然が多い郊外に住み、もし子供が都心の学校に通えば、通学定期も高くなります。場所によってはワンルームマンションを借りるくらいの定期代がかかります。中高生にもなれば、個室が必要になります。子供の数によっても、求める家の広さは異なります。

自分の親と子供の両方の面倒を見るために、2世帯住宅を建てようという選択もある。そのときも、いずれ両親は先に他界するということを想定すれば、1世帯は賃貸に出して家賃収入を得られる構造にしておこうという判断ができます。

未来の動きを予測して自分の動き方を決めるということも大事ですが、同時に自分の理想的な未来を自ら創り出すことも楽しいものです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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