投資信託って?
投資には、様々な投資対象があります。国内の株式や債券、また海外の株式や債券、また為替相場や、金や原油などの商品など様々な投資対象があります。しかし、それぞれの商品に対する知識も必要ですし、投資金額も大きな額が必要な商品もあります。しかし、ある方法を使えば、簡単・手軽に少額から様々な投資対象に投資することが出来ます。それが、「投資信託」です。投資信託は、数多くの投資家から資金を集めて、国内外の株式や債券、為替、商品に投資を行い、これから得られた利息や売却益等を、その購入金額の割合によって分けましょうというものです。プロの専門家に資金を預けて、運用してもらうことになります。
ほとんどの場合、1万円程度の少額から投資することが可能です。投資家みずから株式や債券などに投資することに比べれば、運用をプロの専門家に任せることになるので、簡単・手軽に投資できる手法になります。また、定期的に投資の成果を得たい場合は、毎月分配型の投資信託を選べば、毎月分配金が貰えます。(運用状況によっては、分配金が支払われない場合があります)
投資信託の勝ち組とは
プロの専門家が運用する投資信託でも、残念ながら全ての成績が良い訳ではありません。また、投資する対象によってそのリスクも大きく異なるため、単純に運用成績が良い投信が、優れた投信という訳ではありません。取ったリスクに対して、リターンの高い投信が優れた投資信託なのです。今回は、純資産額が100億円以上日本株を投資対象にした投資信託の中から、リスクに見合ったリターンがあると考えられるシャープレシオ(3年間)の1以上でトータルリターン(3年)が高い順に選んだ10銘柄を選びました。
シャープレシオ
リスクに見合ったリターンを得ているかを表す指標で、リスク尺度にリターンのブレの大きさ(標準偏差)を使用します。数値が大きい方が高い評価となり、多くの投信評価会社がパフォーマンス評価基準として採用しています。シャープ・レシオ=(ポートフォリオの収益率-無リスク資産の収益率)÷ポートフォリオの収益率の標準偏差、です。
新興市場や成長株(グロース株)を投資対象にした投資信託が上位に来ています。
今回は、上位3銘柄の組入れ銘柄トップ5をチェックしてみましょう。
組入れ銘柄は、2014年6月30日現在になりますので、現時点では変わっている可能性がある点には、ご注意ください。
日本新興株オープン
スマホゲーム「パズル&ドラゴン」のガンホー・オンライン・エンターテイメントや、格安スマホの日本通信など、スマホ関連銘柄への投資が多いようです。
日興中小型グロース・ファンド
鍵、ガラス、水回り等日常生活のトラブル解決のジャパンベストレスキューシステムや、ゴルフ場運営のアコーディアゴルフ、工場製造ラインへの人材派遣・請負のアウトソーシングなど、様々な業態の銘柄が組入れられています。
ダイワ日本株・バリュー発掘ファンド
上記の2ファンドに比較して、比較的歴史のある大企業を多く組み入れています。様々な業種の銘柄を組入れています。
*上位組入れ銘柄は、ブルームバーグデータより、SBI証券作成。
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