育児用品/こだわり育児アイテム

子ども達に日本の伝統を!aeruの本藍染グッズ

斬新なアイディアと日本の伝統技術が融合して生まれたaeruの子供向け日用品には、代表取締役矢島里佳さんの「21世紀の子ども達に、日本の伝統をつなげたい」という思いが詰まっています。数ある商品の中から、第一作となった「徳島県から本藍染の出産祝いセット」をご紹介します。

田口 玲子

執筆者:田口 玲子

育児用品ガイド

伝統と今を和えて生まれたベビー&キッズブランド「aeru」

「0歳~6歳の伝統ブランドaeru」というベビー&キッズブランドをご存知ですか? 日本の伝統産業品を子どもに使ってもらえるよう、新しい商品を次々と生み出しているブランドです。「愛媛県から手漉き和紙のボール」、「福岡県から小石原焼のこぼしにくいコップ」、「石川県から山中漆器のこぼしにくい器」、「徳島県から本藍染の産着」、「京都府から草木染のブランケット」など、質の良いアイテムが揃っているんです。

Ball

和紙漉き職人が一個ずつ漉いて作った「ボール」。和紙が破れたら、修理も依頼できる(有料)


代表取締役の矢島里佳さんは、弱冠26歳!?

Rika

代表取締役矢島里佳さん。将来、自分の子どもにも使いたいと思えるアイテムを手がけているのだそう

学生時代、伝統産業の若手職人を紹介する雑誌連載のライターとして、日本各地の職人を取材した矢島さん。どんどん伝統産業品に魅せられていく一方で、後継者不在&商品が売れないと職人の仕事も続かないという現実も目にします。

そこで考えたのは、「小さな頃から触れていれば、その子にとって身近で愛着のあるものになるのではないだろうか?」、「小さい頃から"ホンモノ”に触れる機会を創出することで、感性を磨くお手伝いができるのではないか」いうこと。

そして、“子ども×伝統産業品”の企業アイディアで「学生起業家選手権」で優勝。翌2011年3月、「和える」を設立しました。「和える」という社名には、“伝統と今を和える”という思いが込められているそう。そんな熱い思いが職人に伝わり、今では、300名近い職人と連絡を取り合っているのだとか。

次ページでは、aeru1作目となった本藍染めの「徳島県から本藍染の出産祝いセット」をご紹介します。
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