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iVDR対応レコーダー maxell「VDR-R1000」レビュー(2ページ目)

今回は、地デジ・CS・BSのデジタル3波対応チューナー搭載で、アクトビラにも対応したiVDRリムーバブルハードディスク対応のレコーダー「iVレコーダー」のレビューをお送りします。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド


レコーダー初心者でもできる簡単操作

起動はきわめて速く、リモコンで電源オンにしてからテレビ画面が表示されるまで、メディアなしで3秒程度、iVDRメディアをセットした状態でも3.5秒程度です。この高速さは光学ドライブを搭載していないためかも知れません。

録画はリモコンの「番組表」でEPG番組表を呼び出して行います。目的の番組を選択決定して予約するという定番的なものです。毎週、同じ時間を録画予約することも可能なので、連続ドラマなどの予約録画が簡単にできます。なお、自動録画機能は搭載していません。

録画予約でのマイナスポイントは、EPG番組表の操作レスポンスがあまりよくないこと。そして、録画予約をしても番組表上にそれが示されないことです。番組を選択すると、上部の番組情報表示部分に「予約」の文字が表示され、予約されていることがわかるのですが、確認にやや手間がかかります。

レスポンスがやや気になるが、シンプルで使いやすいEPG番組表。

レスポンスがやや気になるが、シンプルで使いやすいEPG番組表。


録画一覧表示は、基本的にリスト表示で、録画タイトルを選択すると、画面右上にサムネイルが表示され、内容が確認できます。

構成がシンプルなので見やすい録画リスト

構成がシンプルなので見やすい録画リスト


ちなみに長時間録画機能は搭載していないのですが、これによって予約録画時にモード選択などの手間がいらないため、操作がシンプルになり、ビギナーの人にも使いやすいのではないかと思います。

アクトビラも使ってみましたが、ごく普通に使うことができ、ハイビジョンビデオも問題なく再生できました。


素直な配列で使いやすいリモコン

リモコンはごく普通のサイズですが、機能がシンプルであるがゆえにボタンの数が少なく、使っていて、あまり迷うところがありません。番組表、メニュー、録画リストなど、よく使う基本的な機能を呼び出すボタンはカーソルの周辺にまとめられており、使用中にユーザーにあまり大きく指を動かさせないところが優れています。
ボタンが少なく、扱いやすいリモコン。

ボタンが少なく、扱いやすいリモコン。


アナログテレビにもつながる

ビデオ出力はHDMIに加えて、アナログ出力にも対応しています。そのため、ごく普通のアナログテレビにも接続することができます。

そのため、2011年のアナログ放送の停止後も、アナログテレビを使い続けたいという人にも向いています。起動が高速で、デジタル放送のチューナー代わりとしての実用性は高いです。


どんな人にお勧め?

ごく基本的な機能を搭載したシンプルなレコーダーであるため、多機能な先進的なレコーダーは使いこなせないという人でも、安心して使えます。普段はあまり録画しないけど、たまに番組を録画できればいいという人にもいいでしょう。なんといっても、サイズがごくコンパクトであるため、置き場所を選ばないのがいいです。

アナログ出力があるため、2011年のアナログ放送の停止後も、アナログテレビを使い続けたいという人にも向いています。起動が高速であるため、デジタル放送のチューナー代わりとしての実用性は高いです。また、アクトビラ対応も便利です。

価格は2010年4月末現在、安い店で「VDR-R1000」本体だけで2万円前半程度です。しかし、これはiVDRカセットが付属していないため、録画には別にiVDRカセットを買う必要があります。はじめから320GBカセットが1つ付属した「VDR-R1000.PLUS」が3万円程度なので、こちらがお勧めです。

VDR-R1000.PLUS


【関連記事】
リムーバブルHDD「iVDR」って何?

【関連サイト】
maxecell VDR-R1000
【編集部おすすめの購入サイト】
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