大浴場＆サウナ付きビジネスホテルが今、急増中！

ビジネスホテルの常識になりつつある大浴場

大浴場やサウナ付きの宿泊施設といえば、旅館や観光ホテルといったリゾート地の宿泊施設が定番でしたが、最近では都市部にあるビジネスホテルでも、宿泊者が無料で利用できる大浴場やサウナを持つ施設が多くなりました。

まず、全国的に有名なビジネスホテルチェーンでいえば、「ドーミーインチェーン」です。ドーミーインチェーンの運営会社である共立メンテナンスでは、ドーミーインチェーンの他にも「癒しの湯宿シリーズ」などを運営していて、「HOTESPA.net」という公式ホームページのネーミングにみられるように「スパ」がそのコンセプトになっています。

ドーミーインは全国各地にチェーン展開されています。例えば「こまちの湯 ドーミーイン秋田」や「安芸の湯 ドーミーイン広島」など、ホテル名に「その地ゆかりのワード」＋「湯」というネーミングが用いられています。また、天然温泉を有する施設も多く、その場合は更に「天然温泉」を冠しています。

また、サウナといえば水風呂がセットでなければというファンも多いですが、ドーミーインチェーンのサウナ付き大浴場は、水風呂はもちろん、さらに露天風呂もあったり利用者に大好評です。私もサウナ好きですが、ドーミーインチェーンのホテルを利用することが多く、サウナの温度が高めであること、水風呂の水温設定の低さが絶妙なことなどが理由としてあります。更には露天風呂をはじめ、センス良くまとめられているのも好印象です。

ビジネスホテルなのに天然温泉に日帰り入浴が可能な施設も

また、「アパホテルチェーン」でも、全店ではありませんが大浴場やサウナを設けた店舗が多く、利用者が同ホテルを選ぶ際に理由のひとつになっています。郊外のアパホテルでは積極的に大浴場やサウナ、水風呂、露天風呂などが設けてられています。

都心部で大浴場やサウナを設けた店舗は多くありませんが、「浅草蔵前店」や「東京潮見駅前店」では大浴場付きで展開されています。また、旧幕張プリンスホテルとして運営されていた「アパホテル＆リゾート 東京ベイ幕張」には、リゾートという名にふさわしい充実したスパ施設があります。

アパホテルの大浴場はセンス良くコンパクトにまとめられている施設が多く人気があります。一方、これは他のホテルチェーンでも見られる傾向ですが、夜の遅い時間は大浴場が混雑するケースも多く、私が利用する時はなるべく早い時間に利用するように心がけています。
その他、宿泊者無料の大浴場付き店舗を積極展開しているビジネスホテルチェーンとして、「ルートインチェーン」「スーパーホテルチェーン」が有名です。ルートインチェーンでは、天然温泉やサウナを併設した大浴場や、中には日帰り入浴の可能な店舗もあります。スーパーホテルチェーンでは天然温泉の導入を積極的にすすめており、その低廉な宿泊料金体系からも、無料で利用できる天然温泉はお得感が高いと好評です。

共にサウナは設けていないケースがほとんどですが、ホテル数が多いチェーンでもあり、大浴場のない同クラスのビジネスホテルと比較すると、料金が同じくらいであれば、私自身やはり大浴場付きのホテルを選んでしまいます。

大手チェーン以外でも、全国各地で展開されている地方のビジネスホテルチェーンでは同じように大浴場やサウナを積極展開している施設は多く、大浴場にサウナ、そして天然温泉は、もはやビジネスホテルに欠かせない設備とも言えそうです。今後はビジネスホテルの「癒しの大浴場」も、ホテル選びの際の参考にしてみてはいかがでしょうか。