2014年サイバーナビは昨年型の正常進化

カロッツェリアのフラッグシップ・カーナビ「サイバーナビ」がモデルチェンジし、2014年モデルに変わった。それを搭載したデモカーに何度か試乗する機会があったので、インプレッションをお伝えしたい。
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AVIC-ZH0099Hは7型ワイドモニター搭載の2DIN機

デモカーはレンジローバー・イヴォーク。装着したカーナビは7型モニター2DINタイプの最上位機種、AVIC-ZH0099H。AR HUDユニットやスカウターユニットを標準装備した、いわゆる全部入りのモデルだ。

さっそく運転席に乗り込む。当然、サンバイザー部分には、AR HUDユニットが装着されているのだが、イヴォークは頭上の空間が狭いため、前を向くとコンバイナ(HUDの透明のディスプレイ部)の下端が常に視界に入るのが気になる。HUDユニットに関しては、クルマによって向き、不向きがありそうだ。

機能は基本的には昨年モデルとほとんど変わっていない。メニュー画面も同じだ。ただし、操作レスポンスが格段に早くなっているのに気づく。これは朗報。昨年モデルは、操作に対するやや反応が遅くて、たまにイラつくこともあったのだが、2014年モデルにはそれがない。スマートフォンの地図アプリのように、フリック&ドラッグで地図のスクロールができるようになったのも、今年のモデルからだ。

スマホやタブレットのようにスムースというわけにはいかないが、スマホユーザーがカーナビの地図も同様の操作で使えるのがうれしい。また、地図の1点にタッチして地図がスクロールするのを待つ従来の方法も残している。スマホ不使用の従来ユーザーならこちらのほうが慣れていて使いやすいだろうから良心的だ。

今流行のクラウド型音声検索にも以前から対応済み

検索は50音、住所、電話番号、ジャンル、周辺等、一般的なもののほかに、フリーワード検索、オンライン検索、フリーワード音声検索などが使える。フリーワード検索は、温泉、夜景など、特定のスポットを示すワードではなく曖昧なキーワードでも、スポットをリストアップできる機能。オンライン検索はカーナビ内のデータではなく、外部サーバーにある膨大な量のデータから目的地を探せる。デモカーに搭載のAVIC-ZH(VH)0099Hおよびスカウターユニットのみ標準装備のAVIC-ZH(VH)0099Sはデータ通信モジュールを付属しているから、オプションの追加なしにこの機能が使える。ベースモデルのAVIC-ZH(VH)0099はオプションのデータ通信モジュール、ND-DC2を加えることで、この機能を含めスマートループ渋滞情報など一連の通信機能が使えるようになる。
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クラウド型の音声検索も搭載

フリーワード音声検索は、タッチパネルで文字入力しなくても、声で検索ワードを入力できる機能。こちらも通信により外部サーバーとつながり、膨大なデータから目的地を探せる。フリーワードだから、曖昧なワードからでも検索可能。対話型ではないが、認識率は良好だし、的確な施設をリストアップしてくれる。そのリストからタッチパネルの操作で、目的地を設定すればいい。ジャンルによっては、このリスト上で駐車場の有無がわかったりするし、コンビニやガソリンスタンドなどいくつかの施設は、周辺検索した時に営業中か営業時間外かまで、アイコン表示で確認できる。この辺りの細かさは気が利いている。