医療保険でもスポーツのケガを保障してくれる
ケガで骨折して手術する場合は医療保険も保障対象
傷害保険の主な補償は、ケガで入院や手術をした時に受け取れる入院保険金等です。一方、医療保険は、病気とケガどちらで入院や手術をした時でも入院給付金等を受け取れるのが一般的。当然、スポーツによるケガも含まれます。
※「補償」と「保障」や「入院保険金」と「入院給付金」等、生保と損保で違う字を使うことがありますが、基本的な内容に違いはありません。
傷害保険は1カ月数百円で入れるものも
医療保険のほうが保障範囲が広いので、傷害保険に加入するくらいなら、医療保険へ加入したほうが良いのでは?と思う人もいるでしょう。しかし保障範囲が広い分、保険料も医療保険のほうが高めです。例えば、医療保険の保障対象は病気とケガ。一方、傷害保険はケガのみです。医療保険の保険期間は終身が主流ですが、傷害保険の場合は1年のものがほとんどです。医療保険は月払いで数千円、高いと1万円を超える場合もありますが、傷害保険ではいろいろと特約を付けていかなければ、ひと月あたり数百円程度の場合も多いです。
医療保険と傷害保険を使い分ける
医療保険は高齢になった時の備えとしても有効であり、医療保障のベースとして長く付き合っていくのがのぞましいと言えます。傷害保険は医療保険に上乗せする形で、目的に合わせて短期的に加入するのが良いのではないでしょうか。例えば、ゴルフをする時にゴルファー保険に加入するように、サッカーが趣味で頻繁にする機会がある時期は傷害保険に加入し、全くしなくなったらやめる、というような考えです。
活躍してきたサッカー選手がケガをしてしまって、ワールドカップに出られなくなった時の辛さは、計り知れないものがあります。健康は水や空気のようにあってあたり前の存在と思っている人もいるかもしれませんが、健康が失われると、普通の人でもとても辛いものです。保険に入ったからと言って健康が確保されるわけではありませんが、健康の有難味は日頃から感じておきたいものです。