そこはもうメキシコ!ビッグベンド国立公園
ビッグベンド国立公園は、テキサス州の南西部メキシコとの国境に位置している国立公園です。国立公園としての大きさは、約3240平方キロメートルで、全米で2番目。年間に訪れる観光客の平均人数が約30万人で、アメリカで最も訪問者数の少ない国立公園の1つでもあるのですが、トレッキングやカヌーなどをほぼプライベートで楽しむことができるなど、魅力がいっぱい詰まっています。アクセス
最寄りの国際空港は、テキサス州のエルパソでそこから車で約5時間。エルパソは、ニューメキシコ州に位置するホワイトサンズナショナルモニュメントや世界遺産に指定されているカールズバッド洞窟群国立公園の最寄りの町でもあるので、その3ヶ所と1週間かけてドライブするのがおすすめです。他には、テキサス州のミッドランドを拠点にすることもでき、ここからは車で約3時間です。リオグランデ川で川遊び
国境を接しているリオグランデ川で、カヌーやカヤックで遊ぶことができることがビッグベンド国立公園の最大の魅力です。近くの街には、川下りアクティビティを催行している旅行会社がたくさんあります。また許可を取れば、自分のカヌーやカヤックで遊ぶことができます。カヌーやカヤックで川遊びができる国立公園は、他にあまりないので、それを目指して来る人たちがたくさんいます。個人で川遊びをする人は、川に入る前に、必ずビジターセンターで許可を取り、レンジャーさんのアドバイスを聞きましょう。川遊びをする場合、パスポートの携帯は義務付けられていませんが、間違って川を渡ってしまうことは、不法入国となるので、注意が必要です。
山の中をトレッキング
ビッグベンド国立公園内には、たくさんのトレッキングルートが敷かれています。その中でもレンジャーさんお勧めは、ロストマイントレイル。片道約2時間の上り坂トレイルで、山の上からは、国立公園とその先に広がるメキシコの砂漠が一望できます。この国立公園の大きな特徴の1つは、1つ1つのトレッキングルートがとても丁寧に整備されているということ。トレイルヘッドには、トレイルの説明書が置かれていて、これと引き換えに1ドルのドネーションをします。トレイルの途中のビューポイントや珍しい植物が生えている所には、番号が書かれたプレートが建てられていて、その番号と説明書に書かれた番号を照らし合わせることで、そこがどういうポイントか分かるようになっています。ここまで整備された国立公園はとても珍しいです。
<DATA>
■Big Bend National Park(ビッグベンド国立公園)
時間:24時間オープン
料金:車1台20ドル