『マホガニー』~光沢が美しく“黄金の木”と呼ばれる樹種
世界中で愛されている高級材『マホガニー』。世界遺産であるスペイン・コルドバ歴史地区にあるコルドバ大聖堂や、ロンドンの最高級ホテルのスイートルーム、東京のコンサート専用ホールにも用いられています。現在はワシントン条約によって取引が制限されており、入手が困難です。住友林業では、インドネシアの林業公社の下で環境保全に配慮しながら大切に育てられたマホガニーを使用しています。
マホガニーの魅力は、“黄金の木”の名の由来になった美しい光沢や、光の反射によって見える縞模様(リボン杢)の杢目です。住友林業では、これらの特徴を生かすための仕上げにもこだわっています。また、硬く強度に優れ、傷が目立ちにくいのも特長です。
「表情が豊かで上質な雰囲気のマホガニーは、女性好みかもしれません。家具などのコーディネートも多彩に楽しめるので、ぜひインテリア好きなかたに取り入れていただきたいですね」
『チーク』~“木の宝石”と称される優美な光沢をもつ樹種
熱帯の厳しい環境で育つ『チーク』は耐久性・耐候性が高く、原産国のタイでは宮殿をつくる建築材として使われていたほどです。腐食しにくく、キズや虫にも強いため、オリエント急行の車体や豪華客船のデッキにも用いられていました。「“木の宝石”と称されるチークは、美しさと共に強さも兼ね備えています。まさに、真の銘木ですね」
艶やかな光沢や美しい杢目、そしてしっとりとした触り心地は良質な油分を含むチークならではのもの。木の色は時を経るほどにますます深まり、磨きがかかっていきます。その趣深い表情は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。時間をかけて生まれる風格は宝石そのものです。
>>日本人になじみの深い『チェリー』と、絹のような光沢が美しい『メイプル』