田舎出身の男性は魅力的?
田舎出身の男性は魅力的?
個人的見解だが、1,500人以上の方に取材してきて気づいたのは「魅力的な人は地方出身が多い」ということ。CSRに積極的な心優しい中小企業の社長さん、アイデアのある個人事業主さんなど、出身地を伺うと、地方や郊外など自然が残る場所で育った方が多いように思う。また、自分と向き合いデトックスしてからの著者が、心から好きになった人もそうだった。
彼らに共通する「アイデアが豊富」「優しい」「独立心や野心がある」などの魅力と、育ってきた環境の繋がりについて考えてみたいと思う。
家事ができる
やっぱり家事がこなせる男子は頼りになります。料理だって二人で作れば楽しいですよ
地方出身者の場合、大学からすでに一人暮しをしているパターンが多く、家事歴も長い。もちろん、ずっと家事をしてきたからこそ、結婚したらサボりたいという男性もいるとは思うけれど。
独立心がある
地方に親を残している場合、親子の間に少し距離感ができている。自立心があり、ほどよく親離れ、子離れの体制が整っていると考えられる。例えば、親と同居したままの彼と結婚したMさん。夫は生活費をどうやら親に頼っていたことが判明。さらに、高額の買い物についてはカードの支払を親に頼っていた。これはまさに、子どものままオトナをやっている事例。そこまでひどい例は、あまり無いかもしれないけれど、おつきあいする前に彼が親離れしていてくれたほうが、パートナーとしては少し気が楽ではないだろうか。
コンプレックスをバネにがんばっている
田舎は「何も無い」のではなく、人の手が入っていない「大自然」の恵みが身近にあるということ
そして、都会で仕事を始めたとき、その文化的なギャップが、仕事に良いアイデアをもたらすのではないかと、私は考えている。
「不便」への耐性がありたくましい
都会の人は、地下鉄やバス、タクシーなど、あらゆる交通手段があるために、少し歩くと「遠い」と感じる傾向にある。例えば、「徒歩12分」と聞くと、東京の友人たちは、大抵「遠い」と感じるらしい。でも、田舎では20~30分歩いて小学校や中学校に登校した経験のある人もいる。「便利さ」の基準は育ってきた環境に左右されるのではないだろうか。もちろん、季節や天候に左右されずに、いつも同じ時間感覚で移動できる……という意味で、確かに地下鉄はとても便利なんだけれど。
不便への耐性がある人は、「根気」がある人。
田舎育ちでも都会の便利さに慣れてしまえば、それがまた「当たり前」として身体に染み付いてしまうので、一概には言えないけれど、「耐性」は、子どもの成長を待つ「根気」に繋がる可能性もあるし、災害などのときにたくましさも発揮してくれるとも考えられそう。
また、「不便」という環境がアイデアを生むのではないかと思う。
自然のなかで「心の体力」を身につけている
どれだけ美しい風景や、やさしい音に触れてきたかで、人柄にも影響するはず
例えば、雨が降ればキャンプファイヤーをあきらめることになったり、去年は魚が釣れた場所で、今年は釣れなかったり、「期待通りではないこと」を体験するからだ。これを経験することによって、何かトラブルが起こったときに、ポキッと折れるのではなく、柔軟にしなやかに乗り切る「心の体力」が育つのだ。自然のなかで育つと、当たり前に、この経験を積み重ねていることになる。
五感を使って感性を身につけている
「感性」というものは、学校の授業や書籍だけで簡単に身につくものではない。五感をいかに刺激され、活用して育っていくかによって、感性の磨かれ方は変わってくる。田舎での暮らしのなかには、手足や五感を使うことがたくさんある。大自然の広い空間や、そよぐ風が肌に触れる感触、雨が降る前の土の匂い、川のせせらぎ、からだ全体で得てきた感性は、本を何冊読んでも得られないものではないかと想像できる。それが、柔軟性やアイデアに繋がっているのではないだろうか。
このように、地方で育った人には、コンプレックスを感じつつも独立心、野心を持ち、自然のなかで培った柔軟で温かい心を持った男性である可能性がある。その魅力は、いい父親になるだろうとも予測できる。「どこで生まれ育ったのか」という切り口で、出会いを探してみるのも、いいかもしれない。
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