派手な車体の上信電鉄
上信電鉄は、群馬県有数のターミナル駅高崎から西へ向かい、妙義山近くの下仁田まで33.7kmを1時間ほどかけて走るローカル私鉄である。その中間よりやや下仁田寄りに位置するのが上州富岡駅。世界遺産登録で沸く富岡製糸場の最寄り駅で、高崎から35分ほどで到着する。製糸場見学料と高崎からの往復乗車券がセットになった切符を買えば、440円トクになるので、ぜひ利用したい。なお、乗車券は記念に持ち帰ることができる電車は2両編成の下仁田行き。ときたま上州富岡行きがあり、週末には製糸場見学者のための臨時電車も1本ある。ほとんどは通勤形のロングシート車だが、デビューまもない新車だけは、ボックス席主体のクロスシート車だ。これに当たれば旅行気分が味わえてラッキーと言える。車体の塗装は、派手な全面広告ラッピング車両ばかりだ。鉄道ファン以外でも、思わず記念撮影している人をよく見かける。