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渋谷ヒカリエで[原寸大]展が開催中

現在、渋谷ヒカリエで[原寸大 日本の建築ディテール 1964→2014]展が開催中です。今年、創刊50周年を迎えた建築専門誌『ディテール』で掲載されてきた、日本を代表する建築作品を選りすぐり、原寸大の巨大な図面と写真で紹介しています。

執筆者:川畑 博哉

1964年、東京オリンピックの開幕前夜に誕生した、日本初の建築のディテール(細部や納まり)に焦点を当てた彰国社の建築専門誌『ディテール』。

渋谷ヒカリエ8階のCUBE 1,2,3で開催されている[原寸大 日本の建築ディテール 1964→2014]と題した本展では、半世紀に渡り誌上で掲載された膨大な建築作品の中からの選りすぐった10作品のディテールを、原寸大(1/1)の図面と大型写真で紹介しています。

建築の現場で見慣れたはずの図面が、原寸大に引き伸ばされることで見えてくる、図面と実物のイメージが交錯する不思議な世界を、ぜひ会場で体感してください。
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会期:2014年6月4日(水)- 6月16日(月)
時間:11:00-20:00(最終日は17:00まで) 
会期中無休 入場無料
会場:渋谷ヒカリエ8階 CUBE 1,2,3
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
主催:株式会社 彰国社
お問い合わせ:『ディテール』編集部 TEL.03-3359-3236

向かい合う原寸図面と建築写真

本展で紹介されているのは、パレスサイド・ビルディング:日建設計/プランタン戎橋店:村野藤吾/東京カテドラル聖マリア大聖堂:丹下健三/白の家:篠原一男/続 私の家:清家清/住吉の長屋:安藤忠雄/身延山久遠寺宝蔵:内井昭蔵/SPIRAL:槇文彦/葛西臨海公園展望広場レストハウス:谷口吉生/せんだいメディアテーク:伊東豊雄 の10作品。

会場には、作品の写真と原寸大の図面を貼った高さ2.3m×幅1.5mの大型パネルが立ち上げられ、お互いが向き合うように配置されています。
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安藤忠雄の「住吉の長屋」を体感

会場の中央の足元には大きな平面図が広がっています。これは世界的建築家・安藤忠雄の代表作「住吉の長屋」の中庭部分の原寸大の図面です。ここに立てば、世界中で知られるこの名作住宅の、実際の広さを疑似体験することができます。

なお、会場で配布される作品解説も、かつての図面の定番だった青図(あおず)で印刷するという、凝った内容になっています。
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公開座談会も開催

会期中に関連イベントとして、会場の隣の渋谷ヒカリエ8/COURTで、公開座談会も催されます。既に申込は締め切られましたが、当日立ち見での観覧も可能です。

公開座談会「住宅ディテールの半世紀 1964→2014」
6月6日(金)18:30-20:30 会場:渋谷ヒカリエ8/COURT
参加建築家:坂本一成(建築家・アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室主宰・東京工業大学名誉教授)×吉村靖孝(建築家・吉村靖孝建築設計事務所主宰・明治大学特任教授)×武井誠(建築家・TNA主宰) 司会:倉方俊輔(建築史家・大阪市立大学准教授)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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