名所・旧跡/四国の名所・旧跡

うず潮にかかる美しい架け橋、大鳴門橋【兵庫・徳島】(4ページ目)

本四架橋の一つ、淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋は、うず潮で知られる鳴門海峡の上にかかる美しい橋。陸上、海上と橋を眺めるスポットが多数あり、橋の上からはうず潮を見ることができるなど、いろいろな楽しみ方ができる橋なのです。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

うず潮と一緒に海から大鳴門橋を眺めよう

大鳴門橋(7)/観潮船からの眺め

観潮船に乗って、海上から見上げる大鳴門橋(2009年8月撮影)

鳴門海峡のうず潮は、昔から人気の観光スポットだったこともあり、大鳴門橋の完成と共にうず潮と大鳴門橋を望む観潮船もいくつか運航されています。

鳴門海峡のうずしお観潮船

鳴門海峡のうず潮を楽しむ観潮船は、淡路島、鳴門の双方から運行しています

淡路島の福良港からは昔の帆船をイメージしたうずしお観潮船「咸臨丸」と「日本丸」が、鳴門の亀浦港からは、大型観潮船「わんだーなると」と、水中のうず潮の様子を船内から見られる小型観潮船「アクアエディ」が就航しており、うず潮の観光とともに大鳴門橋をいろいろな角度から見せてくれます。

海の上から眺める大鳴門橋は、陸の上から見た時とは違った雰囲気を味わうことができますね。

大鳴門橋(8)/激しい潮の流れと共に

観潮船より激しい潮の流れを間近に眺めます。潮の流れがさらに強くなるとうず潮が目の前に現れます(2003年8月撮影)

当然ながら、ここまで来れば豪快にうずを巻くうず潮を目の前で見たくなります。

うず潮は、太陽と月の引力により紀伊水道につながる太平洋と瀬戸内海につながる播磨灘の潮位が異なることで発生する現象です。

播磨灘の方が潮位が高い時は、紀伊水道に向かって海水が流れ、逆に紀伊水道の方が潮位が高い時は播磨灘に向かって海水が流れ、狭い鳴門海峡を通り抜ける時に流れが速くなってうず潮が生み出されます。

この潮の流れがあることで、静かな海という印象の強い瀬戸内海の海水が留まることなく入れ替わるという自然現象でもあるのです。潮の満ち引きの時刻は計算できることから、観潮船のWebサイトでは、うず潮が起きやすい時間を公表しています。旅行プランを組む時に参考にするといいですね。

大いなる自然現象であるうず潮が見られる鳴門海峡にかかる大鳴門橋をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

橋のある美しい風景を楽しみに、大鳴門橋までぜひ出かけてみて下さい。

大鳴門橋へのアプローチ

地図:Yahoo! 地図情報
アクセス:
<飛行機>
淡路島側・道の駅うずしおへは、神戸空港からポートライナーで三宮へ。三ノ宮バスターミナルから淡路交通バス・神姫交通バス運行の高速バス 福良行きで終点・福良まで乗車。
福良からは、大鳴門橋記念館と道の駅うずしおを巡る無料シャトルバスが1日6便運行されています。

徳島側・渦の道へは、徳島阿波おどり空港から徳島バスの鳴門公園行きに乗車し、鳴門公園バス停下車。バス停からは500メートルほど歩きます。
淡路島方面からの高速バスの場合は、高速 鳴門公園口バス停下車。

<鉄道>
山陽新幹線 岡山駅から瀬戸大橋線 快速マリンライナーで高松駅へ。
高松から高徳線特急「うずしお」に乗車し、池谷駅で鳴門線に乗り換えて鳴門駅へ。
鳴門駅からは徳島バス 鳴門公園行きに乗車し、鳴門公園バス停下車。

<車>
・中国自動車道 神戸北ジャンクションから山陽自動車道 三木ジャンクションを経て、神戸淡路鳴門自動車道へ。
淡路島側・うずの丘 大鳴門橋記念館と道の駅うずしおへは、淡路島南インターチェンジで県道へ。
徳島側・鳴門公園方面へは、鳴門北インターチェンジから県道へ。

【関連サイト】
「関西の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関西の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「四国の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで四国の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
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