うず潮にかかる美しい架け橋、大鳴門橋
今回の行き先は【兵庫,徳島】
うず潮にかかる美しい架け橋、大鳴門橋
その橋の美しさは、陸上や海上などさまざまな角度から望むことができます。
今回は、大鳴門橋を望む美しい風景を、橋がまたぐ鳴門海峡と共にご紹介します。
淡路島と四国を陸続きにした大鳴門橋
大鳴門橋(Yahoo! 地図情報)は、兵庫県南部の淡路島と徳島県の鳴門を結ぶ全長1629メートルの橋です。本州と四国を結ぶ本四架橋の3つのルートのひとつ、神戸-鳴門ルートの一部として、約9年の工期をかけて1986年6月に約9年の工期をかけて造られました。
大鳴門橋がまたぐ鳴門海峡は、瀬戸内海と太平洋の海水が潮の満ち引きにより激しく行き来することで発生するうず潮が見られます。その影響を受けないように、両端に主塔を設けた吊り橋として造られています。
本四架橋3ルートの橋の中では、しまなみ海道を構成する大三島橋、因島大橋に続いて3番目に開通していますが、本来の本州-四国を結ぶ役割は淡路島と本州を結ぶ明石海峡大橋が開通する1998年まで12年もの月日を待つことになります。
現在では関西と徳島を結ぶ神戸淡路鳴門自動車道の一部となり、高速バスや自動車が行き交う重要な交通ルートのひとつになりました。
大鳴門橋は、児島-坂出ルートの瀬戸大橋と同じく、高速道路と鉄道がひとつの橋を共用する鉄道道路併用橋として造られていますが、鉄道は計画段階のままで止まっていることから、現在は高速道路のみで活用されています。
それでは、大鳴門橋をいろいろな角度から眺めて見ましょう。次ページに続きます。