運玉で開運!大らかなパワーがあふれる『鵜戸神宮』
鵜戸神宮入口。ここから海沿いの高低差のある道がつづく。
日南海岸の大きな岩場に囲まれた鵜戸神宮(うどじんぐう)は、日南海岸観光のメッカとして古くから有名で、海外からの観光客も多い人気スポットです。崖の岩間に鎮座する本殿は、夏でもひんやりとした空気が漂い、とても神秘的。本殿から一歩出ると、みんなが名物の『運玉』を投げて、わいわい盛り上がっている……そんなギャップがあるところに、おおらかな鵜戸神宮の神様の包容力が感じられ、独特の聖地となっています。
異空間のような鵜戸神宮本殿
母乳がよく出るように『お乳あめ』
鵜戸神宮は、『山幸彦(やまさちひこ)=彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)』が『豊玉姫命(とよたまひめ)』と結ばれた後、豊玉姫命が『日子波限建鵜葺草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)』を出産した場所。本殿周辺は、天井の岩からポタっと滴が落ちてきて、鍾乳洞のようです。
また、本殿の左から裏手にぐるっと回ると、『お乳岩』があります。このお乳岩、豊玉姫命が育児のために両乳房をくっつけて行かれた、と伝えられています。名物『お乳あめ』をなめるとお乳の出がよくなると言われ、出産を控えた女性にぴったりのお土産です。
数十メートル下にある『亀石』に向けて運玉を投げる!
鵜戸神宮では安産祈願、育児祈願に訪れる人が多いのですが、老若男女問わず人気なのが名物の『運玉』投げ。本殿の目の前、数十メートル下の波打ち際には『亀石』と呼ばれる霊石があり、亀石の背中の穴(水たまり)に運玉を投げ入れて入ると、願いが叶うといわれています。
女性は右手、男性は左手で
地元小学生手作りの、素焼きの運玉は5個で100円。何個買ってもいいのですが、ひとり5個でチャレンジする人がほとんどです。男性は左手、女性は右手で投げるため、意外と女性のほうが高確率とか!? ガイドの経験上、入ると信じてポーンと高く上へ投げると、入る確率高し。
さあ、あなたは何を願って運玉を投げますか!?
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鵜戸神宮
住所:宮崎県日南市大字宮浦3232番地
TEL:0987-29-1001