奥行きのある香りと心地よい辛味が人気
カレーは、“チキン(辛口)”、“ラム(辛口)”、“野菜(甘口)”、“日替り”の4種類。ランチタイムならば、サラダ、デザート、コーヒーがついて850円という内容です。
イチオシは、やわらかく煮込まれた仔羊(もも肉)入りの“ラム(辛口)”。様々な個性の重なり合いが実に素晴しい一品です。口に含むと、様々なスパイス香が、その個性を主張した上で重層的に重なり合い、突き抜けるような香りの余韻を生みます。しかも、そこに仔羊特有の香りも立体的に絡んでくるので、より一層奥行きのあるテイストを実感することができるのです。
開店以来、継ぎ足し続けているというルゥが与えるコクの深さも秀逸で、お店の歴史をまるごといただいている感じ。また、辛口とは言っても、スパイスの組み合わせ方や、ココナッツミルク&ヨーグルトの遣い方が見事なので、舌に刺さるような不快な辛さは一切ありません。体を芯から温めてくれる、何とも心地よい辛み。インドカレーの持ち味を最大限に活かしながらも、日本人の口に合ったテイストに仕上げられている点が、多くの人を魅了している要因だと言えるでしょう。
ちなみに夜は、カレーがメインのコースが主体。スパイスを巧みに取り入れた料理とともに、ゆっくりとカレーの余韻を楽しむことができます。