小島新田
路線の終着駅であり、工業地帯への入口

貨物ターミナル

いつくしま跨線橋から貨物ターミナルを見たところ。広大なターミナルの向こうに工場が広がっているのが分かる(クリックで拡大)

大師線の中では乗降客が最多の小島新田駅ですが、これはこの駅から周辺の工場への送迎バスが発着するため。駅からいつくしか跨線橋で川崎貨物ターミナルを渡り、西へ向かうと周辺は工場エリア。住宅はあるものの、これから新しく増えるという印象はありません。店もコンビニ、ラーメン屋さんがある程度です。

 

工場地帯

工場群の向こうに広がるのはこんな風景。ただし、運河際まで行ける場所は限られる(クリックで拡大)

ちなみに工場の向こうは東京湾から続く運河と埋立地。最近は工場に萌える人たちもいますが、このエリアには多少ですが、それらしいスポットも。お好きな方は足を伸ばしてみてください。

 

小島新田駅

写真左側に見える建物が社会保険病院、その奥が大規模マンション(クリックで拡大)

駅周辺には工場で働く人向けか、飲食店、カラオケ、コインランドリーなどが並び、駐輪場も。どういうわけか、この沿線では立呑み店が多かったのが印象的です。駅南側には川崎社会保険病院、2001年に分譲された神奈川県住宅供給公社の大規模物件、グロス・ヴュー・スクエアなどがあり、静かな住宅街。全体としては一戸建てが中心です。駅名の小島新田はもともと多摩川の河口だったこの土地を開拓した小島六郎左衛門にちなむもの。平らな土地です。

 

産業道路
首都高大師出入口近く、大規模物件建設進む

長い踏切

有名な長い踏切。今後、工事が進めばこの風景は見られなくなる(クリックで拡大)

片側3車線、計6車線の産業道路と交差するあたりに駅があり、ここは現在工事中。テレビ番組で紹介されたほどの長い踏切は渋滞の巣でもあったためで、現在、駅舎、ホームは仮設となっています。駅名はその道路に因むものですが、あまりに殺風景と、地元では町名である大師河原に改称して欲しいとの要望も出ていると聞きました。

 

首都高の出入り口

首都高速の出入り口が近く、産業道路、大師道など幹線道路も多いため、車での移動には便利な場所(クリックで拡大)

駅周辺には首都高の大師出入り口があり、足回りは便利です。ただ、今の時点では駅周辺に何か商店街等があるわけではなく、ところどころにコンビニがある程度。駅の南側は住宅地ですが、企業の社宅、小さなアパートなども多く、全体に低層です。商店街があるのは、駅から南に400mほどを京急線と並行して走る通り沿いで、ここまで行けば大規模店はないものの、日常的な買い物に必要な店は揃っています。

 

踏切と相撲取り

よく見ると、どこかに相撲取りの姿が(クリックで拡大)

ちなみにこのあたりでは時々相撲取りの姿を見かけますが、これは大師道沿いに春日山部屋があるため。神奈川県では唯一だそうです。

 

東門前
国道409号沿いに大型店、商店街も

島忠ホームズ

ホームセンターを中心に多くの店舗が集まる大型商業施設。最寄り駅は東門前になる(クリックで拡大)

川崎大師まで歩いて10分、川崎大師駅ほどではないものの、門前町として栄えてきたのが東門前。そのため、国道409号(かつての大師道)から南へ向かう、川崎大師参道には商店街が途切れ途切れに続いています。また、国道409号沿いには前述のホームセンターを中心にした大規模商業施設があり、このあたりであれば買い物はかなり便利になります。商店街には蕎麦屋さん、呉服屋さん、茶舗など、古くからある商売も目につきました。

 

東門前の商店街

東門前駅から参道に向かう商店街。繁華とは言えないが、様々な業種の店がある(クリックで拡大)

住宅街はここも一戸建てが中心。大師道の北側、多摩川との間は工場があったエリアのため、区画が大きく、大規模マンションが建てられていますが、南側はもとから門前町で区画が小さく、そうした場所には一戸建て、小規模賃貸物件しか建てられないというのが実情でしょう。

 

川崎大師
寺社に隣接して公園もあり、古そうな店も点在

川崎大師参道

両側に土産物店、飲食店が並ぶ川崎大師参道。飴と久寿餅、ダルマが名物(クリックで拡大)

言わずと知れた川崎大師の門前町。商店街にはダルマや名物の久寿餅、飴などの土産物を売る店が多く、飲食店では蕎麦屋も多数あります。また、川崎大師のすぐ近くにはプールや野球場などを備えた大師公園があり、観光客もいれば、子ども連れも多いという賑やかな雰囲気の街です。

 

増えたマンション

川崎大師周辺に増えたマンション。他のエリアに比べると100戸以下など規模は小さいことも(クリックで拡大)

また、ここ数年で大手デベロッパーを中心に規模の小さなマンションの供給も増えており、以前に比べると街の風景もちょっと変わりました。とはいえ、駅から数分も離れると一戸建て中心の静かな住宅街。小規模なアパートも目に付きます。その割には小規模店を除き、スーパーなどの商業施設はさほど増えていない様子です。

 

鈴木町
駅北側は工場、南側に大規模マンション

鈴木町のマンション

鈴木町駅近くに建設された大規模マンション。隣にはスーパーがあり、便利(クリックで拡大)

川崎大師駅から鈴木町、港町駅の近くまで大師線の北側はずっと味の素の工場が続きます。鈴木町は創業者・鈴木三郎助にちなんだ町名で、街は駅の南側のみ。ただ、工場跡地が大規模スーパー、大型家電量販店に変わり、2012年には駅のすぐ近くにマンションも建設されるなど、少しずつ変化はしており、現在も大師道沿いにマンションが建設中。大師道の拡幅工事なども予定されているそうで、まだまだ、変わる余地はありそうです。

 

鈴木町駅

鈴木町=味の素という関係がよく分かる、駅の写真。川崎の駅名、地名には同種のものが少なくない(クリックで拡大)

ただ、大師道の交通量はかなり多く、かつ工場地帯へ物資を運ぶトラックなどが中心になっているため、道路沿いでは音が気になるところ。このエリアで住宅を選ぶ場合には、遮音性能のチェックは欠かせないでしょう。

 

港町
駅前に3棟のタワーが建設予定。川崎までも徒歩圏

港町駅

他駅に比べて瀟洒な雰囲気の港町駅。右側の壁に音符の絵が描かれている(クリックで拡大)

2013年駅の真向かいにタワーマンションができ、大きく街が変わったのが港町。もともとは日本コロムビア川崎工場があったことから、コロンビア前駅と言われており、駅名が変更になったのは1944年。美空ひばりのヒット曲「港町十三番地」の舞台であったとされることにちなんだもので、南口改札前に歌碑、改札内に音符のオブジェ、レコードの歴史や会社を紹介するパネルが設置されています。

 

多摩川沿い

タワーマンションの裏手はすぐ多摩川。また、少し歩くと旧東海道の六郷の渡しのあった場所に出る(クリックで拡大)

駅真向かいの1棟に続き、現在は道を挟んでもう1棟が建設中で、最終的には3棟になる予定。マンション北側はすぐ多摩川になっており、川沿いの風景を楽しめる立地です。ただ、南側は住宅街を挟んで大師道となっており、その向かいは川崎競馬場。駅周辺に土地がないため、買い物などは今後競馬場に建設される大規模商業施設、川崎駅周辺を利用することになります。とはいえ、京急川崎までは旧東海道を利用、歩いていけない距離ではなく、また、旧東海道沿いにはスーパーなども点在。駅周辺に商業施設がなくても問題はなさそうです。

 

一戸建ての広告

実は価格の手頃さも魅力のひとつ。マンションはそうでもないが、一戸建てになるとかなり手頃(クリックで拡大)

あまり知られていない路線ですが、多摩川も近く、寺社、公園もある大師線沿線。川崎までわずか10分と近いことを考えると、のんびり暮らすには良い場所かもしれません。



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。