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クレジットカード一体型キャッシュカードはお得?

銀行に行った際に、「クレジット機能つきのキャッシュカードを作りませんか?」などと言われたことはないでしょうか。果たして、クレジットカード一体型キャッシュカードは、どんな特徴があるのでしょうか。大手銀行の一般的な一体型カードについて紹介します。

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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コンパクトで便利、でも紛失には要注意!

メリットとデメリットをよく考えて検討しましょう!

メリットとデメリットをよく考えて検討しましょう!

クレジットカード一体型のキャッシュカードは、クレジットカードとキャッシュカードの2枚分が1枚になっているもの。コンパクトでお財布がすっきり。また、キャッシュカードだけでは得られない、一体型ならではの優遇特典があることもあります。(※他の条件を満たすことで、その優遇特典が得られる場合もあります)。

ただし、いくつか注意点も。万一紛失した場合、キャッシュカードとクレジットカードの両方が一定期間使えなくなってしまいます。お金を下ろせず、クレジットカード払いができないというのは大変ですので、これ1枚だけをお財布に入れておくというのは少々危険かもしれません。

また、万一紛失・盗難などによりカードを再発行をすることになった場合、両方の機能の再発行手続きのため、使えるようになるまで時間がかかるケースが多いことも覚えておきましょう。

では、大手銀行のクレジットカード一体型のキャッシュカードの特徴を見ていきます。利用している銀行があったら、チェックしてみてください。

※ゴールドカードを除く、一般カードのみ掲載。複数タイプがある場合は、シンプルなものを抜粋。また、カード入会後一定期間、クレジットカード払いでつくポイントが増えるもの等もあります。詳細はHPをご確認ください。

1:三菱東京UFJ銀行 ICクレジットカード「三菱東京UFJ-VISA」

利用額に関係なく、年会費無料。「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」の利用と、「三菱東京UFJダイレクト」の登録、クレジットカードの引き落としがあると、スーパー普通預金のATM利用手数料が無料になる(提携先コンビニATM利用手数料も3回まで無料)。クレジットカード利用でついたポイントは、現金換算されて決済口座に入金可能。

●年会費:無料
●国際ブランド:Visa
●ポイント:クレジットカード利用額1,000円ごとに三菱東京UFJポイントが1ポイントつく。1ポイント5円換算で、決済口座に入金可能。

2:三井住友銀行 「SMBC JCB CARD クラシックカード」

普通預金のキャッシュカードと、株式会社セディナのクレジットカード(セディナカード)の機能が一つに。生体認証、ICチップ、磁気ストライプから選べる。クレジットカード利用でついたポイントは、交換によってアマゾンでの買い物やnanacoなどで利用できる。

●年会費:初年度無料、次年度以降1,080円。(ただし、前年度に1回以上利用した場合は無料)
●国際ブランド: JCB
●ポイント:クレジットカード利用額200円ごとにセディナのわくわくポイントが1ポイントたまる。1000Pで、nanacoポイント1000ポイントと交換可、等。
また、カード利用代金の引き落とし口座が三井住友銀行かジャパンネット銀行の場合、わくわくポイント1000Pで、800円のキャッシュバックも選べる。(その他の銀行の場合は、700円キャッシュバック)

3:みずほ銀行「UC MasterCard/ セゾンVisa/セゾンJCB」

「みずほマイレージクラブ」と、生体認証機能付きICキャッシュカード(通常の発行手数料1,080円が無料に)、ICクレジットカード機能が1枚に。クレジットカード利用で、永久不滅ポイントがつく。

●年会費:無料
●国際ブランド:MasterCard、Visa、JCB
●ポイント:クレジットカード利用額1,000円ごとに永久不滅ポイントが1ポイントつく。200ポイントをAmazonギフト券1,000円分などに交換できるほか、請求金額900円分に充当も可能。

4:りそな銀行「りそなクレジット一体型カード<クラブポイントプラス>」

「指静脈認証」を採用した「生体認証ICキャッシュカード」に、クレジット機能をプラス。りそなクラブに申し込むと、銀行の取引に応じてりそなクラブポイントがたまる。
クレジットカード利用でついたポイントは、楽天スーパーポイントやJALのマイルへの交換のほか、キャッシュバックも可能。

●年会費:初年度無料、次年度以降1,080円。(ただし、年1回の利用があれば翌年度以降1,000ポイント(1,000円相当)プレゼント)
●国際ブランド: JCB
●ポイント:クレジットカード利用額1,000円ごとに<りそなクラブポイント>が5ポイントたまる。100P=楽天スーパーポイントやWAONポイントなど100Pと交換できるほか、りそなクラブポイント1000P=700円としてキャッシュバックも可能。

5:ゆうちょ銀行「JP BANK カード」

ゆうちょ銀行のキャッシュカードとクレジットカードが1枚に。VisaとMasterCard、JCBとで、クレジットカード利用によりつくポイントが異なる。

●年会費:初年度無料、翌年度以降1,350円。(ただし、対象の公共料金のカード払い、直近1年間のカード払いが30万円以上、給与受け取りをゆうちょ銀行にするなど、いずれかの条件を満たせば翌年度も無料)
●国際ブランド: MasterCard、Visa、JCB
●ポイント:VisaカードとMasterCardカードは、クレジットカード利用額1,000円ごとにJPバンクカードポイントが1ポイントつく。Visaの場合は、1ポイント5円換算で一定ポイント貯まるとギフトカード等と交換可、MasterCardは1ポイント3円換算でキャッシュバック、等。
JCBカードは、クレジットカード利用額1,000円ごとにOki Dokiポイントが1ポイントつき、1ポイントあたりAmazon.co.jpで3.5円で利用可、等。


以上、大手銀行のクレジットカード一体型キャッシュカードの特徴についてお伝えしました。冒頭でも触れましたが、2つの機能が一つになっているのは便利ですが、これ1枚を落とてしまうと、銀行からの引き出しもクレジットカードの利用も一時的にできなくなってしまうことに注意です。

また、キャッシュカード機能で現金を引き出そうとして、うっかりクレジットカードのキャッシングをしてしまっては大変。それぞれの機能で、入れるカードの向きが違うケースも多いので、慌てずに、カードの券面やATMのタッチ画面をよく確認して、使うようにしましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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